Japanese Yen Hits 32-year Low against US Dollar
Japanese Finance Minister Shunichi Suzuki said the government will “take appropriate action” against currency volatility if needed after the yen hit a 32-year low against the US dollar.
■チェック
・hit a _-year low _年ぶりの安値をつける
・Finance Minister 財務相
・take an appropriate action 適切な対応をとる
・currency volatility 過度な為替変動
・if needed 必要に応じて
■対訳
「日本円、対ドルで32年ぶり安値」
日本円が対米ドルで32年ぶりの安値を更新したのを受け、日本の鈴木俊一財務相は、政府は必要に応じて過度な為替変動に対して『適切な対応をとる』と述べた。
■訳出のポイント
hit a _-year low
「_年ぶりの安値をつける」 「過去_年の最高値を更新する」
という言い方は、
ここのところの円安ニュースで、頻繁に登場しています。
hit a _-month high
「_ヶ月ぶりの高値をつける」 「過去_ヶ月の最高値を更新する」 など、
応用もできるようにしておくといいですね。
take action は直訳すると
「行動を起こす」。
「措置を講じる」 「対策をとる」
という意味合いでよく使われる表現です。
今日の場合は
「適した」 「適切な」 「妥当な」
という形容詞 appropriate
をともない、
take appropriate action で
「適切な対応をとる」
となっています。
volatility はもともと
液体や油の 「揮発性」
を意味する名詞。
ここから、しばしば
人、性格、市場、情勢などの
「変わりやすいこと」 「不安定さ」 「変動性」
を指す単語でもあります。
そこで、
currency volatility は
「不安定な為替変動」 「過度な為替変動」
を意味する言い方となっています。
if needed は
「もし必要とされるならば」 → 「必要とあれば」 「必要に応じて」。
これらを踏まえると、
the government will “take appropriate action” against currency volatility if needed
の部分は
「政府は、必要に応じて過度な為替変動に対して『適切な対応をとる』」
ということですね。
14日の東京市場に続き、ニューヨーク為替市場でも、ドルは一時148.46円まで上昇。
1990年8月以来32年ぶりの安値を更新しました。
これを受けて、鈴木俊一財務省は15日、
「過度な変動がある場合は適切な措置をとる」
と発言。
政府、日銀は既に9月に円買いドル売りの
exchange intervention 「為替介入」
を実施しましたが、その後も円安の加速を止まらず、今回は再度の介入の辞さない姿勢が示された形です。
■編集後記
長引くウクライナ戦争、止まらぬ円安。。。株式市場も不安定ですし、何だか年末に向けてモヤモヤ材料満載ですね。まだ2ヶ月半ありますが、来年は明るい話題が増えてほしいものですね。。。とすでに来年に希望を託したくなってしまいます。
今日の動画
https://youtu.be/nCrHtZu7bIo
(裏)寒くなったかと思いきや妙に温かい日が続きます・・・