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毎日1分!英字新聞 石田

スウェーデン、大規模レアアース鉱床を発見

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Sweden Discovers Major Rare Earth Deposit

The Swedish government recently announced it has found Europe’s largest deposit of rare earth minerals in the northern region of the country.

■チェック

・discover (=find) 発見する
・rare earth deposit
(=deposit of rare earth minerals) レアアース鉱床
・recently 最近 → 先ごろ
・northern region 北部

■対訳

「スウェーデン、大規模レアアース鉱床を発見」

スウェーデン政府は先ごろ、同国北部でヨーロッパ最大規模のレアアース鉱床が見つかったと発表した。

■訳出のポイント

discover は

【dis-(除く)+ cover(覆い)】

という成り立ちの語で、

「覆いを除く」 → 「発見する」

という動詞ですね。

また、本文では

find (found = 過去形・過去分詞)が、

「見つける」 → 「発見する」

とほぼ同じ意味で用いられていますね。

rare earth は

rare earth mineral 「希土類鉱物」

あるいは

rare earth element 「希土類元素」

を指します。

日本語でも 「レアアース」

と呼ばれるようになっていますね。

rare metal 「レアメタル」 「希少金属」 の一種で、

全部で17種類の元素(鉱物)から成るグループということです。

deposit はもともと

物などをある場所に 「置く」 「おろす」

という動詞。

地質・化学用語では

(自然現象が)泥などを 「堆積させる」 「沈殿させる」

という意味に使われます。

そして、ここから、

「堆積したもの」 → 鉱石、石油などの 「鉱床」 「埋蔵物」

という名詞にもなっています。

rare earth deposit

および

deposit of rare earth minerals で

「レアアース鉱床」

ということですね。

レアアースは、液晶や半導体などのハイテク製品、電気自動車や風力発電機などの製造に不可欠な資源ですが、日本と同様、欧州も、世界最大のレアアース供給国である中国からの輸入にほぼ全面的に依存しています。

しかし、有事には調達が難しくなるリスクなどが懸念され、各国が中国依存からの脱却を模索している、という背景があるわけですね。

そんな中、スウェーデン北部で埋蔵量100万トンを超える欧州最大規模のレアアース鉱床が発見されたというニュース。。。

鉱床の発見から、レアアースの採掘・供給までには一般的には少なくとも10~15年かかるといいます。

EUでは、採掘事業の許認可過程の見直しを検討中で、供給までの期間を半分以下に短縮することを見据え、新法案の提出を3月に予定しているということです。

■編集後記

日本もレアアースの約6割を中国からの輸入に頼っていますが、欧州はなんと98%中国依存だそうです。ハイテク産業でも自動車産業にも不可欠な ”産業のビタミン”、あるいは軍事のハイテク化にも欠かせない”戦略物質” であるレアアースの世界供給の大部分をかの中国が牛耳っているのは、なんとも恐ろしい話です。

【祝】昨日の「東洋経済オンライン」で拙著が4Pに渡り特集されました!
https://toyokeizai.net/articles/-/649216

(裏)たまたまこの間読んだ浅田次郎「おもかげ」が3月にNHKでドラマ化されるという。。GJ!

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