Toy Story 3 Becomes Top-grossing Animated Film
Walt Disney Studio announced that “Toy Story 3” has taken in $920 million at the global box office, becoming the highest grossing animated film of all time.
■チェック
!
・top-grossing 最高の収益をあげている
・animated film アニメ映画
・take in (収入を)あげる
・of all time 空前の、史上~の
■対訳
「『トイ・ストーリー3』、興収歴代1位のアニメ映画に」
『トイ・ストーリー3』の世界興行収入が9億200万ドル(約793.5億円)をあげ、アニメ映画としては歴代1位になったと、ウォルト・ディズニー・スタジオが発表した。
■訳出のポイント
gross はもともと 「総計の」 「全体の」 という形容詞。
ここから 「総計」 「総予算」 の意味でよく使われる名詞になりました。
また、動詞だと 「~の総収益をあげる」 という意味になります。
したがって、タイトルの top-grossing は 「最高の総収益をあげている」という意味です。
そして、本文の highest grossing も同じ意味になります。
animate は日本語の 「アニメ」 の元になった単語ですが、その語源は「息を吹き込まれた」 という意味のラテン語 animatus 。
ここから、「息を吹き込む」 → 「画期のあるものにする」「元気(勇気)づける」 あるいは 「~に生命を吹き込む」 といった意味の動詞です。
そして、「(絵に)生命を吹き込む」 という意味で 「静画を動画にする」→ 「(映画など)アニメ化する」 という動詞として使われるようになりました。
animated film で 「アニメ映画」 ということです。
take in はさまざまな意味で用いられる句動詞ですが、ここでは収入を 「あげる」 「得る」 「獲得する」 といった意味になっています。
box office も英字新聞ではすっかりおなじみの表現ですが、再確認しておきましょう。
もともと映画館・劇場の 「チケット売り場」 の意味から、「チケットの売り上げ」 → 「興行収入(成績)」 という意味で使われるようになったもの。
したがって、has taken in $920 million at the global box office の部分は 「世界興行収入で9億2000万ドルをあげた」ということです。
これまで、アニメ映画の世界興収記録は、9億1980万ドルを獲得した 「シュレック2」(2004年) が保持していました。
しかし、先週金曜日の時点で 「トイ・ストーリー3」 がそれを上回り、歴代1位のアニメ映画となったというニュースです。
トイ・ストーリー3は、実写映画を含むすべての映画世界興収ランキングでも歴代13位に浮上しているそうです。
ただし、こういった興収計算では、最近増えてきた通常の2D映画よりもチケット代が高い3D映画の要素が考慮されていないことから、単純比較してよいのか、という疑問は残ります。
また、電子版フォーブス誌などには、トイ・ストーリー3が世界興収歴代1位のアニメ映画になったのは、単純にインフレによるものだという記事が載っています。
Box Office Mojo という映画サイトでは、世界全体ではないのですが、米国内の興収をインフレを考慮して計算しており、それによると、トイ・ストーリー3の全米興収は4億ドルで、アニメ映画としては歴代13位になるといいます。
ちなみに、歴代1位は1937年に公開されたディズニーのSnow White and the Seven Dwarfs 『白雪姫』 で、インフレを考慮した全米興収は8億6600万ドルに相当するそうです。
■編集後記
「トイストーリー3」は僕も観ましたが、めちゃくちゃよかったです。
なかなかスケールが大きく、個人的にピクサーの最高傑作である「モンスターズインク」に次ぐ出来たと思います。
どう少なく見積もっても「アリエッティ」の100倍はよかったです。
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★石田のツイート→ http://twitter.com/academiaj 100%フォロー返します
(アフィリのみ、過去ツイート0はNGです)
(裏)まずは成田と興南がベスト4へ。
明日、新潟明訓vs報徳!!