Kyoto to Introduce First ‘Empty Home Tax’ in Japan
Japan’s Internal Affairs and Communications Ministry approved Kyoto City to introduce a tax on unoccupied homes and vacation houses on Friday.
■チェック
・introduce ~を導入する
・empty (=unoccupied) home 空き家
・tax 税金、税
・Internal Affairs and Communications Ministry
【日本】総務省
・approve ~に同意する
・vacation house 別荘
■対訳
「京都市、日本初の『空き家税』導入へ」
日本の総務省は金曜日、京都市が空き家や利用されていない別荘を対象とした税金を導入することに同意した。
■訳出のポイント
introduce は
【intro-(中に)+ -duce(導く)】
という成り立ちの単語。
ここから、
「~を中に導く」 → 「~を紹介する」
という意味の動詞として、広く使われていますね。
目的語が(人)の場合は
「~を紹介する」、
(物、事)の場合は
「~を導入する」 「~を(初めて)披露する」
という具合に、訳し分けるようにしましょう。
今日のタイトルでは
introduce (an) ’empty home tax’ で
「『空き家税』を導入する」
となっています。
empty はもともと
容器、乗り物などが「からの」「中身のない」
という形容詞。
ここから、
家などが「空いている」「人の住んでいない」
あるいは
道や街が「人通りのない」
といった意味でもよく使われます。
今日の場合は
empty home で「空き家」
ということですね。
また、
occupy は
「占有する」「使用する」「住む」
という動詞です。
その過去分詞が形容詞化した
occupied は
「使用されている」「人がいる」の意で、
その前に否定の接頭辞 un- が加わった
unoccupied は
「使われていない」「人がいない」「空いている」
という意味になっています。
そこで、
unoccupied homes and vacation houses は
「空いている(使われていない)家や別荘」→
「空き家や利用されていない別荘」
というわけですね。
ちなみに、
「別荘」は
米国では
vacation house (=home)
が使われますが
英国では
holiday house (=home) が
一般的です。
あわせて確認しておきましょう。
日本全国で深刻化している空き家問題。
現在10万戸以上の空き家があるという京都市では、その一方で住宅不足も深刻で、若年層や子育て世代の市外流出が増加しているそうです。
全国初となる『空き家税』の導入は、利用されていな空き家は別荘などに税金を課すことで、空き家を放置しにくい状況を作り、住宅の供給を増やすのが狙い。
24日、総務大臣がこの『空き家税』創設に同意し、早ければ令和8年度に全国で初めて運用される見通しとなりました。
空き家への課税は、建物の価値や立地に応じて決まり、京都市は年間で約9億5000万円の税収を見込んいる、ということです。
■編集後記
ネットの反応を見ると京都市民はかなりこの政策には反感を覚えているようです。商業ビルや駐車場を経営している宗教法人に課税するのが先だろ、とか・・・確かに売りたくても売れない人がいるわけで、いろいろシガラミがありそうです。
【読者の声から】
・ この本と毎日のメルマガだけでTOEICのスコア200点アップしたと言って過言ではありません!
→ https://amzn.to/3uqtH1I
(裏)大谷の父親は工場で働き、母親はパート勤め・・・なんだかすごいな・・・・