Intel Co-founder Gordon Moore Dies
Intel co-founder Gordon Moore, a pioneer in the semiconductor industry and creator of “Moore’s Law”, died Friday at his home in Hawaii. He was 94.
■チェック
・co-founder 共同創業者
・pioneer 先駆者
・semiconductor industry 半導体業界
・creator 創案者、考案者
・Moore’s law ムーアの法則
■対訳
「インテル共同創業者のゴードン・ムーア氏が死去」
半導体業界の先駆者で『ムーアの法則』を考案した、インテル共同創業者のゴードン・ムーア氏が金曜日、ハワイの自宅で死去した。94歳だった。
■訳出のポイント
found は
会社、学校などを 「設立する」 「創立する」 「創業する」
などの意味の動詞。
この found に
「~する人」 という名詞を作る接尾辞 -er が付いた
founder は
「設立者」 「創立者」 「創業者」
ということです。
今日の場合は、
さらに、
「共同の」 「共通の」 「相互の」
という意の接頭辞 co- が加わり
co-founder で
「共同創業者」
となっています。
pioneer の語源は
「道を切り開く先発歩兵」 を意味する古フランス語 peon。
ここから、
「開拓者」 「先駆者」 「草分け」 「パイオニア」
という意味の名詞として頻出ですね。
そこで、
a pioneer in the semiconductor industry
の部分は
「半導体産業における先駆者」 「半導体業界の先駆者」
となっています。
law は
「法」 「法律」 「法規」
を意味する名詞としておなじみの重要単語ですね。
同時に、
科学上の 「法則」 「原理」
言語や芸術上の 「原則」
に当たる語でもあります。
今日の場合は
Moore’s Law で 「ムーアの法則」 です。
3月24日に死去した
Gordon Moore 氏は
1965年に
「一つの集積回路(ICチップ)に実装される素子数は、今後10年は毎年2倍のペースで増加するであろう」
と予測し、その10年後の1975年には
「2年で2倍」
と修正しました。
これらの見解をもとに、
カリフォルニア工科大学教授 Cover Mead 氏が
「コンピュータの性能は、18ヶ月で2倍になるだろう」
という
「ムーアの法則」
を提唱したと言われています。
したがって、
creator of “Moore’s Law” は
「『ムーアの法則』を作り出した人」
「『ムーアの法則』の考案者」
ということですね。
米半導体大手インテルの共同創業者で、半導体技術革新に関する指標の『ムーアの法則』でも知られるゴードン・ムーア氏の訃報でした。
1968年に Robert Noyce 氏とともにインテルを創業し、後に同社を世界最大半導体企業に育てました。
また、『ムーアの法則』は業界の経験則として広く受け入れられ、半導体の小型化や生産コストの低減につながったことから、コンピュータやスマートフォンの普及に貢献したたとされます。
■編集後記
半導体業界黎明期を築いたムーア氏の訃報・・・一時期のような勢いはないかもしれませんが、インテルいまだ押しも押されもせぬ半導体世界首位。CPU では世界シェア約80%を占めているそうですね。
(裏)東京は、ずっと雨という感じですね・・・明日からは晴れるようです・・