‘The Super Mario Bros. Movie’ Is 2023’s First Billion Dollar Hit
“The Super Mario Bros. Movie” became the first movie to pass the billion-dollar mark at the worldwide box office this year and is only the 10th animation ever to do so.
■チェック
・hit ヒット作、ヒット映画
・pass the _-dollar mark at the box office
世界興行収入で_ドルを突破する
・animation アニメーション
■対訳
「『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、2023年初の興収10億ドル超ヒット」
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が、世界興行収入が10億ドル(約1360億円)を突破する今年初めての映画となった。世界興収10億ドル超はアニメ映画としては史上10番目の快挙である。
■訳出のポイント
名詞 hit は、
口語で
興行などの 「ヒット」 「大成功」
「ヒット曲」 「ヒット映画」
の意味でよく使われます。
今日の話題は映画なので
タイトルの
billion dollar hit は
「10億ドル(を売り上げる)ヒット映画」 →
「興収(興行収入)が10億ドルを超えるヒット映画」 の意。
本文では
(the first movie) to pass the billion-dollar mark at the worldwide box office
「世界興行収入が10億ドルを超える(最初の映画)」 と
より具体的に表現されていますね。
box office はもともと
映画館、劇場などの 「切符入り場」 「チケット売り場」
を指します。
ここから、英字新聞では
通例 the box office で
映画や劇の 「チケットの売り上げ」 「興行成績」 「興行収入」
を意味する言い方として頻出となっています。
そして、
(the) mark は
「水準」 「標準」 の意なので、
直訳すると
「世界中の興行収入において10億ドル水準を超える(初めての映画)」。
すなわち
「世界興行収入が10億ドルを超える(最初の映画)」
というわけですね。
本文末尾の
and is only the 10th animation ever to do so
の部分では、まず
to do so =
to pass the billion-dollar mark at the
worldwide box office
「そうする」=
「世界興行収入が10億ドルを超える」
ということを確認しておきましょう。
つまり、
「世界興行収入が10億ドルを超えるこれまででわずか10番目のアニメーション(映画)である」 →
「世界興収10億ドル超はアニメ映画としては史上わずか10番目である」 →
「世界興収10億ドル超はアニメ映画としては史上10番目の快挙である」
ということですね。
日本では4月28日(金)に公開された映画
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が
世界で大ヒットになっています。
その他の主要国とともに、米国では4月5日に一足早く公開となっており、目下3週連続興収首位。
世界興収では、4月30日(日)の時点で10億ドル突破となりました。
今年に入ってから初の10億ドル超ヒット映画であり、アニメ映画としては史上10番目の快挙ということです。
■編集後記
ゲームの映画化はこれまで成功した例があまりない中、スーパーマリオブラザースは異例の大ヒットの様相。果たして日本でも成功するでしょうか?任天堂と「ミニオンズ」などで知られるイルミネーションの共同制作。足かけ7年をかけて完成させたそうです。
(裏)GWは長岡の実家で過ごしています。まあ毎日、子供時代に過ごした部屋でずっと仕事しているわけですが・・・