Wagner Chief Prigozhin Was on Crashed
Plane, Russian Air Authority Says
Yevgeny Prigozhin, the chief of the
mercenary group Wagner, was on a private
jet that crashed north of Moscow on
Wednesday, killing all on board, the
Russian Federal Air Transport Agency
said.
■チェック
・(mercenary group) Wagner (民間軍事会社)ワグネル
・chief(集団、組織の)代表
・crash 墜落する
・Air Authority 航空当局
・mercenary group民間軍事会社
・on board (飛行機に)乗って
・Russian Federal Air Transport Agency ロシア連邦航空運輸局
■対訳
「ロシア航空当局:墜落機にワグネル代表プリゴジン氏が搭乗」
水曜日にモスクワの北方で墜落し、搭乗者全員が死亡したプライベートジェット機に、
民間軍事会社ワグネル代表のエフゲニー・プリゴジン氏が乗っていたという。ロシア
連邦航空運輸局が発表した。
■訳出のポイント
chief の語源は
「頭」を意味するラテン語 caput。
ここから、
集団、組織、団体などの「頭」→「長」、
すなわち、頂点に立つ者を指す単語として頻出です。
今日のタイトルでは
Wagner chief で
「(ロシアの民間軍事会社)ワグネルの代表」
となっています。
mercenary の原意は
「金銭ずくの」「報酬目当ての」。
ここから、
報酬目当てで雇われた「兵士」「傭兵」
を指す名詞としてもよく使われます。
そこで、
mercenary group は
「報酬で雇われる兵士の集団」→「民間軍事会社」
ということですね。
be on ~ は
「〜に乗って」の意。
タイトルでは
Was on crashed plane で
「墜落した飛行機に乗っていた」→「墜落機に搭乗していた」
となっています。
一方、本文中では
was on a private jet that crashed…
「… 墜落したプライベートジェット機に乗っていた」
というわけです。
また、
on board も
船や飛行機に「乗って」
という成句。
したがって
killing all on board
の部分は
「乗っていた全員を殺して」→「搭乗者全員が死亡して」
という意味になっています。
ロシア航空当局が23日、ロシアの首都モスクワの北方で
同日夕に墜落したプライベートジェット機の搭乗者リストに
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者で代表の
エフゲニー・プリゴジン氏が記載されていたと発表。
プリゴジン氏は露のウクライナ軍事侵攻で、東部の激戦地バフムト
前線にワグネル戦闘員を送り込むなど、存在感を見せていましたが、
国防省との確執を深め、今年6月24日、ワグネル部隊を率いて
武装反乱を起こし、大きなニュースになりましたね。
その後は隣国のベラルーシに逃れているとみられていました。
今回の事故の真相はまだはっきりしていませんが、
プーチン政権の【裏切り者は絶対に許さない】体質から、
同氏もいずれ粛清されるだろうとの声が内外で
ささやかれていたようです。
■編集後記
墜落事故の概要を聞いただけで、偶発的な事故と考えるのは難しいように思います。
しかし、ロシア国内での事故ですし、真相が闇に葬られることもまず間違いないでしょうね。。。
【速報】ABCEEDという語学習得アプリに「毎日1分!英字新聞」がラインナップ!
下のアイコンから「教材」をタップ。検索で英字新聞 あるいは 石田で検索していただくと、ヒットします。
↓(スマホでダウンロード)
https://www.abceed.com/
(裏)魚はタンパク質が多く含まれています。なので肉、魚、肉、魚と毎日切り替えて食べてます。