US to Hike China Tariffs to 104%, White House Says
U.S. President Donald Trump is set to impose 104% tariffs on all Chinese imports after the Chinese government missed its deadline to lift retaliatory tariffs, the White House announced on Tuesday.
■チェック
・hike ~ to _% ~を_%に引き上げる
・set to V ~する予定である
・miss one’s deadline 期限に遅れる
・lift retaliatory tariffs 報復関税を取り下げる
■対訳
「米国の対中関税104%へ、ホワイトハウス発表」
中国が報復関税を期限までに取り下げなかったとして、ドナルド・トランプ米大統領は中国からの全輸入品に対して104%の関税を課すという。ホワイトハウスが火曜日に発表した。
■訳出のポイント
hike はもともとは
「山を登る」「長距離を歩く」
という動詞ですね。
英字新聞では、経済・ビジネス記事で
「価格や税率などを引き上げる」
という意味合いでしばしば登場する単語です。
今日のタイトルでは
hike ~ to _%
「~を_%に引き上げる」
という言い方になっています。
hike China tariffs to 104% で
「中国の(に対する)関税を104%に引き上げる」
ということですね。
また、
to hike の部分は、
不定詞 = 【to + 動詞の原形】で
【未来の予定】
を簡潔に表現する特別な形になっています。
主語 + 不定詞 で
「~する予定である」「~する見込みである」の意で、
報道の見出しでは頻出のスタイルなので、
しっかり確認しておきましょう。
意味的には、
will や
本文で登場している
be set to
の代わりに使われる
【未来の意志・計画】を示す省略表現というわけです。
実際のところ、本文では
is set to impose 104% tariffs on all Chinese imports
「すべての中国(からの)輸入品に対して104%の関税を課す予定である(つもりである」
となっていますね。
miss は
「逃す」「失敗する」「取り逃す」
といった意味の動詞。
そして、
deadline は
「締切」「期限」
を表す名詞ですね。
そこで、
missed one’s deadline
という場合、
“締切や期限を単に守らなかった” ”締切・期限に遅れた”
というよりは、
“決められた時間内に達成すべきことを逃した”
つまり、
“やるべきだったのに間に合わなかった”
というニュアンスの言い方になっています。
対訳では、
「失敗した」「履行しなかった」
という意味合いを加味しながらも
「期限内に~しなかった」「~する期限に間に合わなかった」
という柔らかく自然な日本語を使いたいところですね。
中国が米国の「相互関税」への対抗措置として米国からの輸入品に34%の追加関税を発表したのを受け、トランプ大統領は4月7日、
「8日までに撤回しなければ、米国は9日から中国からの輸入品に対して50%の追加関税を課す」
としていました。
トランプ氏の「相互関税」第2弾は現地時間9日から発動。
このままだと、中国には104%、日本には24%の関税が課されることになります。
■編集後記
トランプ米大統領は9日、発動したばかりの追加関税について、日本を含む一部の国を対象に90日間の一時停止を認めると発表しました。一方、中国が報復措置を取ったことを受けて、対中関税は大幅に引き上げられ、125%となりました。この発表を受けて、貿易摩擦の懸念がやや和らいだことから、NY株や東京株などの主要株式市場は上昇しています。
(裏)飯山市でおきた熊による3人襲撃事件ですが、GWに草津の別荘に籠もろうと思ってましたが軽くびびってます・・