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毎日1分!英字新聞 石田

人類学者レヴィ=ストロース氏死去、享年100歳

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Anthropologist Levi-Strauss Dies at 100

Renowned French anthropologist and thinker Claude Levi-Strauss, the father of structural anthropology, has died at the age of 100.

■チェック


 
・anthropologist  人類学者
・renowned  著名な
・thinker  思想家
・structural anthropology  構造人類学

■対訳

「人類学者レヴィ=ストロース氏死去、享年100歳」

著名なフランスの人類学者・思想家で構造人類学の父のクロード・レヴィ=ストロース氏が100歳で死去した。

■訳出のポイント

anthropology は 「人類学」 という名詞ですが、語源は 「人間」という意味のギリシア語 anthropos。

この anthropos に 「~学」 「~論」 という意味の接尾辞 -logy がついて「人間学」 → 「人類学」 というわけです。

之を知っていると psychology 「心理学」、 geology「地質学」、biology 「生物学」 などおなじみの学問の名称にも、この -logy で終わる単語が多いことに納得するはずです。

また、anthropologist は anthropology の後ろにさらに別の接尾辞-ist がついたものです。

この -ist は piano 「ピアノ」 → pianist 「ピアノを弾く人」「ピアニスト」 という具合に 「~をする人」 「~に巧みな人」という意味の名詞をつくる接尾辞。

そこで anthropology 「人類学」 → anthropologist 「人類学者」、psychology 「心理学」 → psychologist 「心理学者」ということになります。

また、thinker は think 「考える」 の後ろに、-er という接尾辞がついたものです。

この -er も前述の -ist と同じように 「~する人」 という名詞を作りますが、-ist が名詞(ときに形容詞も)の後ろにつくのに対して、-er は動詞の後ろに来る、という違いがあります。

そこで thinker は 「考える人」 → 「思想家」 ということです。

at the age of ~ は日本語の 「~歳で」 「~歳のときに」 にあたる言い方。

At the age of 11, Michael Jackson debuted with hisbrothers in a music group called the Jackson 5.「11歳のとき、マイケル・ジャクソンは兄弟らとともに『ジャクソン5』という音楽グループでデビューした」という具合に使います。

今日の場合は、has died at the age of 100 で「100歳で亡くなった」 ということです。

また、タイトルではこの at the age of 100 を略した形で at 100 となっています。

レヴィ=ストロース氏は20世紀を代表するフランスの人類学者・思想家。
西洋中心型の近代的思想法を内側から批判する「構造主義」 structuralism を発展させ人類学に導入したことで知られています。

ちなみに、Levi-Strauss という苗字はフランス読みで「レヴィ=ストロース」 となっていますが、実は Levi’s 「リーバイス」で有名な米ジーンズメーカー Levi Strauss & Co. 「リーバイ・ストラウス社」 と同一のスペルです。

そして、Claude Levi-Strauss は創業者の1人 Levi Strauss の遠縁にあたるそうです。

■編集後記

レヴィ=ストロースが現在の社会科学、哲学、思想に与えた影響ってはかりしれないです。
とりわけ文化人類学や民俗学といった分野は彼の功績なしには語ることができないかもしれません。。
僕も大学時代、一時哲学にかぶれていた頃、彼の著作を数冊読んだことがあります。
簡単に言えば、経済が未発達の未開の社会に入り込んでその基本構造を調査することで、僕らが今生きるこの社会の成り立ちとはどういうものかということを解明する研究です。

(裏)今日は「不毛地帯」の第4話!楽しみ!

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