1,000 Tourists Stuck on Peak
More than 1,000 tourists who were stranded on a mountain in Nagano Prefecture after lightning struck a cabele car system came down safely early Monday morning by cable cars run by a standby motor.
■チェック
!
・(be) stuck 立ち往生する
・strand [動詞]取り残す
・standby 予備の
■対訳
「1,000人の観光客、山頂で立ち往生」
長野県でロープーウェーシステムに落雷事故があり、1,000人以上の観光客が山頂に取り残されたが、予備の発動機で動かされたロープーウェーによって月曜日の早朝に無事に下山した。
■訳出のポイント
stuck は stick の過去分詞形。
stick には「〜を動けなくする」「行き詰らせる」という意味があるので、その受動態 be stuck で「行き詰る」「手も足も出ない」「立ち往生する」というように困った状態を表す表現になります。
be stranded も類似の表現で、「取り残された」「足止めを食う」というような意味です。
cable car は日本語ではロープーウェーと訳すことが多いようですが、ケーブルカーでもかまわない思われます。
構文が少し複雑ですので解説しますと、
More than 1,000 tourists + came down safely
(主語) (述語)
これが基本構造です。 1000人以上のツーリストが無事下山した。
who were stranded on a mountain in Nagano Prefecture
(長野県の山の頂に取り残された人)→観光客を修飾
after lightning struck a cabele car system
(落雷がケーブルカーシステムを直撃した後に)→直前の
who were stranded on a mountain in Nagano Prefectureを、
厳密には”were stranded”を修飾する副詞節。
More than 1,000 tourists
(↑who were stranded on a mountain in Nagano Pref)
(↑after lightning struck a cabele car system )
came down safely early Monday morning
という構造ですね。
■編集後記
最近自然の猛威を思い知らされる出来事がが多いです。
長野県の落雷によるケーブルカーの停止、新潟県中越地方での水害。
人間の力が自然に対しては無力であることが思い知らされます。
ところでその自然、気象をコントロールした、というニュースを耳にしました。
6月20日にロシアのサンクト・ぺテルスブルグで元ビートルズのポールマッカートニーが、野外コンサートをした。彼の記念すべき3000回目のコンサートだった。
しかし、あいにくその日の天気予報は雨。そこでマッカートニーは、ジェット機を飛ばし雨雲にドライアイスを噴射したのだ。
日本円にして400万円をかけたこの作戦は大成功。
マッカートニーがステージに登場するときは、雨雲がみるみる薄くなり、日が差してきたという。
ドライアイスが雲の中の水分を凍結したらしい。
科学的に本当にこんなことが可能かどうか分かりませんが、やることのスケールが大きすぎます。
とにかく考えていては駄目だ、悩んでいては駄目だ、駄目元でもいいからやってみる、これが大切なんですねー。。。