First Transfusions of Lab-Grown Blood Performed
Red blood cells that have been grown in a laboratory were transfused into people in a world-first clinical trial in the UK.
■チェック
・transfusion(s) 輸血
・lab-grown 実験室で培養した
・perform 実施する、行う
・red blood cell(s) 赤血球
・transfuse 輸血する
・grow in a laboratory 実験室で培養する
・clinical trial 臨床試験
■対訳
「実験室で培養の血液を輸血、世界初」
実験室で培養された赤血球を人に輸血するという、世界初の臨床試験がイギリスで行われた。
■訳出のポイント
transfuse の語源は
「容器から容器へ注ぐ」 という意味のラテン語 transfundere。
ここから、
液体などを 「~に浸透させる」 「~に染み込ませる」
という動詞になっていて、
「輸血(輸液)する」
という医学用語としてもよく使われます。
また、
transfusion は
その名詞形で
「輸血」(=blood transfusion)
「輸液」 「輸注」
の意味になっています。
lab は
laboratory の略。
「実験室」 「(科学)試験所」
薬品などの 「製造所」
を意味する名詞です。
そこで、
grow ~ in a laboratory は
「~を実験室で培養する」
という言い方になります。
今日の本文では、受動態の
have been grown in a laboratory で
「実験室で培養された」
ということですね。
一方、
タイトルで登場している
lab-grown は
「実験室で培養された」
という形容詞になるわけです。
タイトル全体
First Transfusions of Lab-Grown Blood
(Is) Performed
としては、
「実験室で培養された血液の(世界で)初めての輸血が実施される」 →
「世界初の実験室で培養血液の輸血が実施される」
となっています。
本文については、
「イギリスでの世界初の臨床試験で、実験室で培養された赤血球が人に輸血された」 →
「実験室で培養された赤血球を人に輸血するという、世界初の臨床試験がイギリスで行われた」
ということですね。
病気のために自ら血液を作ることができない人や、手術、事故などで大量に出血した人の治療には、輸血が欠かせません。
しかし、献血による血液の確保や合併症のリスクなど輸血をめぐる課題も存在しています。
こうした問題の改善を目指して、実験室内で培養された赤血球を人に輸血するという世界初の臨床試験が英国で開始されたニュースです。
この試験では、健康な献血者の血液から分離した幹細胞を培養した赤血球を、少なくとも10人のボランティアの体内に輸血するということです。
輸血量は小さじ1~2杯程度(5~10ml)の微量で、培養赤血球と標準的な献血の赤血球を比較して、どちらの細胞がより長く体内に残るかを確認するのが試験の焦点だといいます。
■編集後記
最近になって身の回りでコロナ感染が増えているような気がします。しかしGo Toやら旅行割やら海外旅行客受け入れした途端にこの始末。なんか国民が安心できる政治的リーダーシップが全く感じられません。もし戦争などの有事の時にはどうなるのか・・・と思うと恐ろしいです。
今日の動画
https://youtu.be/UfJpSEhkMRw
(裏)今朝は久しぶりの雨で2週間連続ジョギング記録が途切れました^^;;