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毎日1分!英字新聞 石田

アジア・欧州の指導者ら、金融危機で結束

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Asian, European Leaders Close Ranks over Financial Crisis

Asian and European leaders called for cooperative measures and comprehensive reform to overcome the global financial crisis on Saturday at the end of the ASEM summit in Beijing.

■チェック

・close ranks  結束を固める
・cooperative measure  協調的措置
・comprehensive reform  包括的改革
・overcome  克服する、打開する、乗り越える

■対訳

「アジア・欧州の指導者ら、金融危機で結束」

北京で開催されたアジア欧州会議首脳会合の閉幕にあたって、アジア・欧州の指導者らが、世界的金融危機を克服するために協調的措置と包括的な改革を呼びかけた。

■訳出のポイント

rank は 「ランク」 「階級」 「地位」 という意味でよく知られていますが、もともとは 「列」 「並び」 という意味の名詞です。

そこで close ranks は、兵隊が 「列の間隔をつめる」 という言い方で、ここから 「結束を固める」 「団結をする」 という意味に使われます。

cooperative と comprehensive はそれぞれ cooperate および comprehend という動詞から派生した形容詞。

cooperate は co-(一緒に) + -operate(働く)という成り立ちで、「一緒に働く」 → 「協力する」 「協同する」 なので、 cooperative で「協力的な」 「強調的な」 となります。

一方の comprehend は、 com- (完全に)+ -prehend (つかむ) →「完全につかむ」 という成り立ちから、 「把握する」 「(よく)理解する」「包括する」 という意味の動詞になっています。

そこで、comprehensive は 「包括的な」 「総合的な」 あるいは 「広範囲の」という形容詞です。(「理解力のある」という意味にもなります。)

cooperative measure(s) も comprehensive reform も、英字新聞では政治やビジネスなど幅広い記事でしばしば登場する表現。

どちらも応用がきく言い方なので、このまま覚えておくといいでしょう。

call for 〜 は (声をあげて)「〜 を呼ぶ」 → 「〜 を呼びかける」「〜 を呼び求める」 という句動詞です。

要求、要請、提唱などを 「呼びかける」 「訴える」 という意味の表現として、英字新聞では常連中の常連。何度でも再確認しておきましょう。

ところで、ASEM は Asia-Europe Meeting 「アジア欧州会議」 の略です。

■編集後記

考えてみれば今回の financial crisis が100年に一度だとすれば、1929年の Black Thursday よりも大きいということです。
まあ、当時と比べると、インターネットで世界の金融市場が接続されているので、どこか1ヶ所の破綻が一瞬で世界中に波及する力は、より大きいです。
1929年の Black Thursdayは10月24日(木曜日)でした。
まさに先週の金曜日が10月24日で、日経平均がバブル崩壊以来最安値を記録した日です。
投資家にとっては不吉な日付けとして記憶されるのか?
あるいはさらに大きな crisis がこの先に待っているのか。。

(裏)遼くん、ギリギリ予選通過から最終日67、12位タイまで上がった!

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