Hideki Matsuyama Wins WGC Bridgeston Invitational
Japan’s Hideki Matsuyama won the Bridgestone Invitational with a dramatic upset victory. The world number three, who started the final round tied for fourth place, shot a nine-under par 61 to equal to the course record.
■チェック
・dramatic upset victory 劇的な逆転勝利
・tied for _th place _位タイで
・equal to the course record コースレコード(記録)に並ぶ
■対訳
「WGC ブリヂストン招待、松山英樹が優勝」
日本の松山英樹が、ブリヂストン招待選手権で劇的な逆転優勝を飾った。
最終ラウンドを4位タイ発進した世界ランク3位の松山は、コースレコードに並ぶ9アンダー61を叩き出した。
■訳出のポイント
WGC は World Golf Championships の略で
「ゴルフ世界選手権」。
世界4大メジャー大会に次ぐ、プロゴルフの国際トーナメント群で、現在年間4つの大会が行われています。
今日は、その WGC のひとつ、
Bridgestone Invitational 「ブリヂストン招待選手権」 で、
日本の松山英樹が優勝したニュースをお伝えしています。
upset はもともと 「ひっくり返す」 「転覆させる」 という動詞。
ここから、「ひっくり返った」 「転覆した」 という形容詞にもなっているので、
upset victory
あるいは
upset win は
「ひっくり返った勝利」 → 「逆転勝利」
の意味になります。
win ~ with a dramatic upset victory で
「劇的な逆転勝利をもって ~ で優勝する」 →
「~ で劇的な逆転優勝を果たす」
ということです。
日本語の 「タイ」 の語源にあたる tie は、
相手と「同点になる」「同位になる」
という動詞。
ここから、
(be) tied for _th place で
「_位タイになる」
という言い方ですね。
今日の場合は
who started the final round tied for fourth place
で
「4位タイで最終ラウンドをスタートした(世界ランク3位(の松山))」
ということです。
また、文末に登場している equal は、日本語の 「イコール」 の語源。
元来は 「等しい」 「匹敵する」 という形容詞ですが、ここでは
「~に匹敵する」 「~に等しい」 → 「~に並ぶ」
という動詞となっています。
したがって
shot a nine-under par 61 to equal to the course record
の部分は
「コースレコードに並ぶ9アンダー61を打った」 →
「コースレコードに並ぶ9アンダー61を叩き出した」
というわけです。
米オハイオ州アクロンで行われたゴルフ世界選手権 (WGC) シリーズ、ブリヂストン招待で、松山英樹選手が逆転優勝。
強豪がそろう WGC シリーズで、昨年10月のHSBCチャンピオンズ以来となる2勝目を挙げました。
また、最終ラウンドで出した9アンダー61は、タイガー・ウッズを含む3人が出した歴代コースレコードに並ぶ記録です。
また、今回のVは米ツアー今季3勝目、通算5勝目で、賞金ランキングでもトップに立つという快挙。
来週の全米プロゴルフ選手権での、初メジャータイトル獲得への期待が、否が応でも高まりますね。
■編集後記
松山英樹が準メジャーであるWGCブリジストン招待で優勝しました。もう雲の上の世界という感じですね!
NHKBSで田中秀道プロが解説していましたが「僕はとても松山(の別次元のゴルフ)を解説できません」と舌を巻いていました(笑)
年間ポイントランクも1位となり、ますます今週の全米プロ優勝の期待が高まります!!眠れない週末になりそうです。
(裏)そろそろお盆休みという人も多いと思います。金曜から帰省します。