Funeral Robot Debuts in Japan
A Japanese company has unveiled a robot that can chant Buddhist sutras while beating a wooden drum at a funeral industry trade show in Tokyo.
■チェック
・Buddhist 仏教(の)
・funeral 葬式
・unveil (新製品などを)発表する、披露する
・chant Buddhist sutra お経を上げる
・beat a wooden drum 木魚を叩く
・funeral industry trade show 葬儀業界の展示会
■対訳
「日本で葬式ロボットがデビュー」
東京で行われた葬儀業界の展示会で、ある日本企業が、木魚を叩きながらお経を上げるロボットを披露した。
■訳出のポイント
funeral は 「葬式」 「葬儀」 「告別式」 を意味する名詞。
仏教、キリスト教などの宗教・宗派に関係なく用いる単語となっています。
debut は 「デビュー」 という名詞であると同時に、
「デビューする」
という動詞としても頻出ですね。
今日のタイトルは
Funeral Robot Debuts in Japan で
「日本で葬式ロボットがデビューする」
ということです。
chant の語源は 「繰り返し歌う」 という意味のラテン語 cantare。
ここから、主に聖歌や詩歌を 「詠唱する」 という動詞になっています。
sutra は 「経典」 で、
Buddhist sutra だと 「仏教の経典」 「お経」。
そこで、
chant Buddhist sutras で
「仏教の経典を詠唱する」 → 「お経を唱える」 「お経を上げる」
ということです。
a wooden drum は直訳すると 「木製のドラム」 「木製の太鼓」。
ここでは、仏教の 「木魚」 を意味しています。
そして、beat は、
続けざまに 「打つ」 「たたく」 という動詞なので、
beat a wooden drum で
「木魚をたたく」
というわけです。
while は
「~している間に」 「~の間中」 → 「~しながら」 「~と同時に」
という意味の接続詞。
a robot that can chant Buddhist sutras while beating a wooden drum
の部分は
「木魚を叩きながらお経を唱えることができるロボット」
ということです。
trade show は、日本語の 「見本市」 「展示会」 に当たる言い方。
今日の場合は
funeral industry trade show で
「葬儀業界の展示会」
になっています。
東京ビッグサイトで先週開かれた、葬儀や埋葬、供養に関わる設備やサービスの展示会 「エンディング産業展2017」 で、日本ではすっかりおなじみになったソフトバンクの人間型ロボット Pepper 「ペッパー」 がお経を上げる姿がお披露目されました。
神奈川県にある株式会社ニッセイエコが開発したソフトを用いているそうです。
同社は、各分野で急激にデジタル化が進む中、導入が遅れている葬儀業界における IT 化を進めようと、『IT 葬儀』を提案。
そこには、芳名帳記入を IT 化した 「電子芳名帳」、ネット上で葬儀をライブ配信し、遠隔の人もスマートフォンで疑似体験できる「ネット葬儀サービス」 なども含まれるということです。
■編集後記
一時Amazonでお坊さんをレンタルできるサービスが脚光を浴びました。
あの会社は僕の知人がやってる会社ですが・・ 今度はロボットがお経ですか。。
いくらなんでもそれはないなと思います。昔なにかの映画で偽坊主がテープレコーダーでお経を流して本人は口パクをしているというシーンがあったのを思い出します。それとあまり変わらないですね。
(裏)朝から北朝鮮ミサイル発射ニュース・・明日お届けします。