Japan Intervenes to Cut Yen
The Japanese government intervened in the foreign exchange market on Thursday, and its central bank eased monetary policy to weaken the yen to protect economic recovery.
■チェック
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・intervene in the foreign exchange market 為替市場へ介入する
・ease monetary policy 金融緩和策を打ち出す
・economic recovery 景気回復、経済復興
■対訳
「日本、円高緩和へ介入」
円高を緩和し、経済回復を保護するため、木曜日、日本政府は為替市場へ介入し、日銀は金融緩和策を打ち出した。
■訳出のポイント
intervene は、inter-(~の間に)+-vene (来る) という成り立ちの動詞。
つまり 「~の間に入ってくる」 → 「~に干渉する」 「~に立ち入る」「~に介入する」 という意味です。
今日の場合は、intervene in the foreign exchange market で「為替市場へ介入する」 という言い方になっています。
タイトルの cut (the) yen は直訳すると 「円を削減する」 で、すなわち 「円を下げる」 → 「円高を緩和する」 という意味です。
これは、本文の後半部分で使われている weaken the yen も同じで、こちらは文字通り訳すと 「円を弱める」 → 「円高を緩和する」 となります。
central bank は 「中央銀行」。
今日の記事では、its central bank の its は文頭の the Japanese government を受けているので、
「日本の中央銀行」 すなわち 「日銀(=日本銀行)」のことを指します。
monetary policy は 「金融政策」 「通貨政策」。
ease はおなじみの形容詞 easy の動詞形で 「弱める」 「和らげる」。
そこで、ease monetary policy で「金融政策を和らげる」 →「金融緩和策を取る」 となります。
今日は、政府の円売り介入と歩調を合わせて、日銀が追加金融緩和に踏み切ったニュース。
東日本大震災から約5ヶ月、持ち直しつつある日本経済が、円高や米経済の減速によって下振れするのを防ぐことが狙いといえます。
■編集後記
今回の介入は日銀の単独介入です。
通常、介入は協調介入といって他国もドル売り円買い介入に協力してくれて初めて成功するといわれています。
昨日一度は80円代をつけたものの、現在78円代半ばを推移しています。
今晩は為替相場にもっとも影響を及ぼすといわれている米国雇用統計発表があります。
予測よりこの統計結果が悪いと、ドル安がさらにすすみます。
FXで現在ポジションを持っている人は今晩が天王山です。
一気にドル安に進むのか、あるいは一旦円安に戻すのか。。
いずれにせよ米国の状況から考えて超円高傾向はまだ続くんじゃないかと僕は思います。
(裏)突然の夕立とかなんとなく天気が不安定です。
週末もいまいちですね。