Japan Approves Tepco Compensation Aid Plan
Japan’s Upper House passed a law on Wednesday to create a state-backed body that will help Tokyo Electric Power Company compensate victims of the Fukushima nuclear disaster.
■チェック
!
・compensation 賠償
・aid plan 支援策
・Upper House 参議院
・state-backed body 政府が支援する機構
■対訳
「日本、東電賠償の支援策を承認」
日本の参議院は水曜日、東京電力の福島原発事故被災者に対する賠償の援助を目的として、政府が支援する機構を設立する法律を可決した。
■訳出のポイント
タイトル中の compensation は、本文で使われている 「補償する」 「賠償する」という動詞 compensate の名詞形で 「補償」 「賠償」。
compensation aid plan で 「賠償支援策」 ということです。
Upper House は 「参議院」。
ただし、正式には House of Councillors というので、こちらもあわせて確認しましょう。
さらに、対語である「衆議院」 Lower House, House of Representatives もまとめておぼえておくといいですね。
動詞 pass は 「通る」 「合格する」 などの意味で頻出ですが、英字新聞では議案などを 「可決する」 の意でもしばしば登場します。
そこで pass a law で 「法律を可決する」 ということです。
victim は 「犠牲者」 という名詞。
ただし、日本語にする場合には、文脈によって 「被害者」 であったり、「被災者」 であったりするので、注意したい単語です。
今日の記事は福島原発事故の話題ですから 「被災者」 が適切でしょう。
東電の福島第一原発事故の賠償を進めるための原子力損害賠償支援機構法が参院本会議で可決されたニュースです。
これは、原発を持つ電力会社など計11社の原子力事業者の出資による支援機構が、被災者の賠償にあたる東電の資金繰りを支援する仕組み。
日本政府は2兆円分の交付国債を発行して、機構の運営を支えることになっており、記事では、これを指して state-backed body 「国(=政府)が支援する機構」 といっているわけです。
■編集後記
いま、確認されている放射線は半減期が短いヨウ素ではなく、半減期が30年とされるセシウムやストロンチウムから来るものだ、と今朝中部大学の武田教授がテレ朝で話していました。
食品中の放射線量もまだ今後増えてくる可能性があります。
恐ろしい話です。
福島には素晴らしい温泉がたくさんあるので残念です。
(裏)長岡花火、スーパーフェニックス超感動!!