Himalayas Quake Kills 50
At least 50 people were killed and more than 200 injured after a magnitude 6.9 earthquake shook north-eastern India, Nepal and Tibet on Sunday.
■チェック
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・quake (= earthquake) 地震
・Himalayas ヒマラヤ(山脈)
■対訳
「ヒマラヤで地震、50人が死亡」
日曜日にインド北東部、ネパール、チベットをマグニチュード6.9の地震が襲い、これまでに少なくとも50人が死亡し、200人以上が負傷している。
■訳出のポイント
quake はもともと人が恐怖や寒さなどで 「震える」 「おののく」 「身震いする」という動詞で、文語では地面などが 「揺れる」 「振動する」という意味でも使われます。
ここから、earthquake 「地球が振動すること」 → 「地震」 という語が生まれました。
そして、現在では quake はこの earthquake の略語として、口語で「地震」 を意味する名詞にもなっています。
shake は 「振る」 「揺さぶる」 という意味で、転じてカクテルなどを「シェイクする」 という意味にもなっている動詞。
今日のように、地震がある地域を “揺さぶる” “震動させる” →「地震がある地域を襲う」 という文脈でもしばしば使われます。
そこで、今日の本文を直訳すると
「日曜日にインド北東部、ネパール、チベットをマグニチュード6.9の地震が襲った後、少なくとも50人が死亡し、200人以上が負傷している」。
対訳では、
「発生した後、少なくとも50人が死亡し・・・」 の部分を、
「発生し、これまでに少なくとも50人が死亡し・・・」
としています。
今回地震が発生したのは、ネパールの国境が近いインドの北東部の山岳地帯。
インドとネパールの広い範囲で揺れが観測され、倒壊した建物の下で押しつぶされるなど、両国にチベットを加えた死亡者数は50人を超え、負傷者も200人以上に上っているということです。
現地は陸の孤島ともいうべき険しい山岳地帯で情報収集が困難な上、土砂崩れ landslides で道路が寸断されている所もあり、救助・救援活動は難航・・・
犠牲者数はさらに増えることが懸念されています。
■編集後記
ヒマラヤ山中の地震、悪天候に加え通信手段が途絶えて救援部隊が入れないエリアが広範囲に広がっており救助が進まないようです。
死者の数はさらに増える可能性が高いとのこと。
日本では耐震、免震構造の建物が増えてますが、世界の他の地域では地震対策が遅れているところも多く、そういう地域が大きな地震に襲われると被害も大きくなります。
救助活動が進むことを!
(裏)米国女子ゴルフ16歳が5打差をつけて優勝。
すごい!