Apple II Manual Signed by Steve Jobs Sold for Almost $800,000
Apple II manual that was personally signed by the late Apple co-founder Steve Jobs in 1980 fetched a whopping $787,484 at auction.
■チェック
・manual 【名詞】取扱説明書、マニュアル
・(be) sold for $_ _ドルで売られる
・be personally signed by ~が個人的にサインした
・late 故~
・co-founder 共同創業者
・fetch $_ at auction 競売で_ドルで落札される
・whopping とてつもなく(高い)
■対訳
「スティーブ・ジョブズ氏サイン入りの Apple II マニュアル、ほぼ80万ドルで落札」
アップル社共同創業者の故スティーブ・ジョブズ氏が、1980年に個人的にサインをしたApple II コンピューターのマニュアルが競売にかけられ、驚きの78万7484ドル(約8600万円)で落札された。
■訳出のポイント
Apple II は
米アップル社が1977年に発売したコンピューターです。
manual の語源は
「手の」 「手に関する」 というラテン語 manualis。
ここから、
「手の」 「手を使う」 「手動の」
あるいは
「手引きの」 → 「取扱説明の」
という形容詞です。
そして、
「手引書」 「取扱説明書」 = 「マニュアル」
という名詞としても多用されるようになったわけです。
したがって
Apple II manual は
「Apple II コンピューターの取扱説明書(=マニュアル)」
ということです。
今日の本文は
Apple II manual (that was personally signed by the late Apple co-founder Steve Jobs in 1980) fetched a whopping $787,484 at auction.
のように、まずは( )の部分を除外して解読していましょう。
すると、
Apple II manual fetched a whopping $787,484 at auction.
「Apple II コンピューターのマニュアルが競売で驚きの78万7484ドル(約8600万円)で落札された」
となりますね。
ちなみに、whopping は
「とてつもなく大きい(高い)」 「途方もない」
という、スケールの大きさを表す時に口語的に使われます。
ここでは、
(単なるマニュアルに)78万7484ドルという
“とてつもない” 値段がついたことを表現して
a whopping $787,484
と言っているわけです。
日本語にすると
「とてつもなく高い78万7484ドル(で落札された)」→
「驚きの78万7484ドル(で落札された)」
「なんと78万7484ドル(という驚きの高値で)(落札された)」
というニュアンスになりますね。
次に( )内については、直前の Apple II manual にかかる(=説明する)文節だということを確認しておきましょう。
その中で使われている動詞 sign は
「署名する」 「サインする」 なので、
「1980年にアップル社共同創業者の故スティーブ・ジョブズ氏がサインをした(Apple II コンピューターのマニュアル)」
ということです。
このマニュアルは196ページの小冊子で、目次ページの反対側に
“Julian, Your generation is the first to grow up with computers. Go change the world! steven jobs, 1980.”
「ジュリアンへ、君たちはコンピューターとともに育つ初めての世代だ。ぜひ世界を変えてほしい!スティーブ・ジョブズ 1980年」
と手書きで書かれています。
その下には、アップルの初期出資者で CEO も務めたMike Markkula のサインもあり、2人がアップル製品の売り込みのために英国を訪問した際にサインしたものだそうです。
マニュアルにサインをもらったのは、Julian Brewer 氏で、当時父親が英国でのアップル製品流通に関わっていたということ。
今回ボストンを拠点とする RRオークションがこのマニュアルを競売にかけたところ、なんと日本円にして約8600万円で落札されたといいます。
一部の報道によると、落札者は米ナショナルフットボールリーグ(アメフト)のチーム
Indianapolis Colts 「インディアナポリス・コルツ」
のオーナー、 Jim Irsay 氏だということです。
■編集後記
あり余るお金を持ってないと手を出せない額ですね!(笑 コレクションか投資か・・過去記事を調べていたらAPPLE I 本体が2014年にオークションに出され6800万円の評価額がつけられたそうです。それよりもAPPLE IIのサイン入りマニュアルが高いとは・・
今日の動画
https://youtu.be/0JwzqEELqBM
昨日の動画(アフガニスタン女性、米軍機内で出産)
https://youtu.be/YSWB3P2AToI
(裏)NHK連ドラの原作にもなった吉川英治「新太平記」読んでますが、鎌倉滅亡ー南北朝のあたりめちゃ面白い!