American Airlines to Purchase 20 Boom Supersonic Planes
American Airlines announced on Tuesday that it entered into an agreement with US start-up aircraft manufacturer Boom Supersonic to purchase 20 of its Overture supersonic jet planes.
■チェック
・American Airlines アメリカン航空
・purchase ~を購入する
・supersonic (jet) plane 超音速機(ジェット)機
・enter into an agreement 契約を結ぶ
・start-up 新興の、スタートアップの
・aircraft manufacturer 航空機メーカー
■対訳
「アメリカン航空、ブーム社の超音速機20機購入へ」
アメリカン航空は火曜日、米新興企業で航空機メーカーのブーム・スーパーソニックと、同社の超音速ジェット『オーバーチュア』 20機を購入する契約を結んだ、と発表した。
■訳出のポイント
super- は
形容詞、名詞、動詞について
「上位」 「超過」 「過度」 「余分」 「超越」
といった意味の接頭辞。
sonic が
「音の」 「音速の」
という形容詞なので、
supersonic は
「超音速の」
ということですね。
今日の記事では、
supersonic plane 「超高速(航空)機」
supersonic jet plane 「超音速ジェット機」
となっています。
agreement は
「協定」 「契約」。
enter into an agreement で
「契約(協定・同盟)を結ぶ」、
enter into an agreement with ~ to V で
「~と…する契約を結ぶ」
という表現になっています。
start up は
商売、事業などを 「始める」
という成句。
start-up は
この成句が名詞および形容詞に転換した語で、
「操業開始したばかりの企業」→「新興企業」、
あるいは
「操業開始の」「始めたばかりの」
という意味になっています。
ここでは
US start-up aircraft manufacturer で
「米国の始めたばかりの航空機メーカー」 「米新興(企業)の航空機メーカー」
というわけですね。
昨今では、日本語でも
「スタートアップ」 で通じるので、
「米スタートアップ航空機メーカー」
あるいは
「米航空機製造スタートアップ」
と訳してもよいかもしれません。
航空宇宙産業にも参入している米スタートアップのブーム・スーパーソニック。
同社は2025年に完成機の公開、2029年までの商業運航を目指して超音速機の開発を行なっています。
「オーバーチュア」 は乗客65~80人の旅客機で、洋上ではマッハ1.7(音速の1.7倍)で飛行する設計といいます。
これは、現行の商用旅客機の約2倍の飛行速度で、英ロンドンと米マイアミ間を5時間で結ぶことになります。
また、
sustainable alternative fuel 「持続可能な(代替)航空燃料」
が100%使用され、温室効果削減効果も期待されるということです。
■編集後記
超音速旅客機といえばコンコルド。1975年には就航、しかもロンドン・NY間を3時間弱で飛行していたというのは、今思うとすごいですね。しかし、燃費の悪さ、定員数の少なさなど収益性が低い機体であったところ、2000年の墜落事故や2001年の米同時多発テロの影響も大きく、2003年に営業飛行終了となりました。料金もロンドン・NY間のエコノミーが片道40万円以上と、通常旅客機の10倍だったそうで、一般人利用を見込むのは最初から無理だったと思われます。
今日の動画
https://youtu.be/w89kD51dYaY
(裏)お盆に帰省した時、義父母から頂いた大量の新潟茶豆を昨夜から食べております。美味い!!