Japanese Researchers Develop Electric Chopsticks to Enhance Saline Taste
Japanese researchers have developed electric chopsticks that enhance salty taste to help health-conscious people cut down on the amount of salt they intake.
■チェック
・electric chopsticks 電気箸
・enhance ~を増す、増強させる、高める
・saline (=salty) taste 塩味
・health-conscious 健康志向の
・cut down ~を減らす
・amount of salt 塩分量
・intake 【動詞】摂取する
■対訳
「日本の研究者、塩味を増強する電子箸を開発」
日本の研究者らが、健康志向の人が塩分摂取量を減らすのを支援するために、塩味を増強させる電気箸を開発した。
■訳出のポイント
chopstick は 「箸(の片われ)」。
sock 「靴下」 や shoe 「靴」、
glove 「手袋」 などと同様、
通常は2つ一対で使うものなので、
chopsticks と複数形で用いられる単語となっています。
今日の場合は
「電気の」 「電気で動く」 「電化された」
という形容詞 electric とともに
electric chopsticks で
「電気箸」
ということですね。
enhance は
価値、力、美、可能性、精度などを 「高める」 「増す」 「強化する」
という動詞。
昨今では、コンピュータなどによって写真や画像の
「画質を高める」 → 「画質処理する」
という意味でもしばしばお目にかかる単語となっています。
saline および salty は
「塩分を含んだ」 「塩辛い」
という形容詞。
そこで、
saline taste、 salty taste はともに
「塩味」
ということです。
conscious は
「意識している」 「自覚している」 「気づいている」
という形容詞。
-conscious で
「~を意識している」 「~を気にする」 → 「~志向の」
という形容詞を作ります。
例えば
brand-conscious shopper
「ブランド志向の買い物客」 → 「ブランドにこだわる買い物客」、
trend-conscious consumer
「流行を意識する消費者」 → 「流行に敏感な消費者」
という具合です。
今日の場合は
health-conscious people で
「健康を意識する人(たち)」 → 「健康志向の人」
となっています。
【help +(人)+ V 】 は
「(人)が V するのを助ける」 「(人)が V するのを支援する」
という言い方。
したがって、本文後半の to help … 以下は
「健康志向の人が塩分摂取量を減らすのを支援するために」
ということですね。
明治大学の研究室とキリンホールディングス株式会社が共同で、食物の塩味を増強する箸型デバイスを開発したニュース。
この “電気箸” を通じて独自開発の電気刺激を口の中に与えることで、食物を食べたときに感じる塩味が1.5倍程度に増強されることを世界で初めて確認したといいいます。
高血圧など成人病の予防、改善のために減塩食を取り入れている人も多いこの頃。
薄味で物足りない料理になりがちな減塩食の味わいを電気的に増強させる箸デバイスということです。
調味料だけでなく、食器の機能で味を調整できる時代がやってくるのでしょうか・・・
■編集後記
減塩食は確かに味気ないイメージがありますね。電気的に塩味を増すって・・不思議ですが体験してみたいです。ただ濃い味に慣れてしまうとそれはそれでまたいろいろ障害が・・例えば外食したときとか。。
1日1分!英字新聞 2022年版 またまた重版です。第4刷!!
丸善丸の内支店など、大手書店でも総合ベスト10にも入った拙著、読んでない人はぜひ!
https://amzn.to/3qPj4DL
今日の動画
https://youtu.be/8U–eJvF-uQ
(裏)3000円を切るオーブントースターが我が家で大活躍。軽いので持ち運びも楽。