毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

円下落、20年ぶり安値更新

Pocket

Yen Tumbles to Fresh 20-Year Low

The Japanese yen continued to slide against the U.S. dollar on Tuesday, falling to a fresh 20-year low of above 128 yen.

■チェック

・tumble to ~に下落する
・fresh _-year low _年ぶりの最安値
・slide (=fall) 下落する
・above ~を超えて

■対訳

「円下落、20年ぶり安値更新」

火曜日、米ドルに対する日本円の下落が続き、1ドル=128円を超える20年ぶりの最安値をつけた。

■訳出のポイント

tumble はもともと

人が 「倒れる」、つまずいて 「転ぶ」 「転落する」

という動詞。

ここから

物価などが 「下落する」 「暴落する」

という意味でもしばしば使われる語となっています。

fresh は

「新しい」 「新鮮な」

という形容詞としておなじみですね。

また、low は

「低い」

という形容詞としてよく知られていますが、

記録、水準などの 「最低値」 「底値」 「最安値」

という名詞としても頻出です。

この場合、しばしば

a new low

a fresh low

あるいは

a record low

という形で登場するので確認しておきましょう。

これら全てが

「最低値」 「最安値」

を指す言い方となっています。

さらに、今日の記事では

_-year low

「_年来の最安値」 「_年ぶりの最安値」

という表現も組み合わさって、

a fresh 20-year low で

「20年ぶりの最安値」

ということですね。

本文前半の

The Japanese yen continued to slide against the U.S. dollar on Tuesday

の部分は

「火曜日、日本円は米ドルに対して下落を続けた」 →

「火曜日、米ドルに対する日本円の下落が続いた」。

そして、後半部分は

「128円を超える20年ぶりの最安値まで下がった」 →

「(1ドル=)128円を超える20年ぶりの最安値をつけた」

となるわけです。

19日の東京外国為替市場では、円相場が2002年5月以来、約20年ぶりの安値となる1ドル=128円台まで下落しました。

前日に日銀の黒田東彦総裁が 「急速な円安はマイナス」とのけん制コメントを出しましたが、効果は続きませんでした。

米長期金利が節目の3%近くまで上昇するなか、日米金利差の拡大が円を押し下げています。

景気回復のための金融緩和の継続と円安阻止の両立は困難で、日本はそのジレンマに直面している形ですね。

■編集後記

私は2012年から2015年まで3年間、シンガポールに住んでいました。超円高のときに移住して、逆に円安のタイミングで帰国したのです(そういう意味ではタイムリーでした)。しかし昨夜確認してみたら、対シンガポールドルで日本円はさらに安値をつけてました。1シンガポールドル93円(汗) 通貨安はさらなるインフレを加速させます。日銀の積極的な相場介入が始まるかもしれません。

1日1分!英字新聞 2022年版 またまた重版です。第4刷!!
丸善丸の内支店など、大手書店でも総合ベスト10にも入った拙著、読んでない人はぜひ!
https://amzn.to/3qPj4DL

今日の動画
https://youtu.be/WwqNIdTZT2o

(裏)今朝は寒かったですねー。今晩は最後の鍋か・・・

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク