英首相;元スパイ襲撃にロシア関与の可能性 “極めて高い”

UK’s PM; Moscow ‘Highly Likely’ Behind Ex Spy Attack

British Prime Minister Theresa May said that Russia was “highly likely” responsible for the attempted murder of former Russian double agent Sergei Skripal and his daughter in Salisbury, southern England.

■チェック

・highly likely ~の可能性が極めて高い
・behind ~の背後で(操る)→ ~に関与している
・(be) responsible for ~に責任がある → ~に関与している
・attempted murder 暗殺未遂
・double agent 二重スパイ

■対訳 

「英首相;元スパイ襲撃にロシア関与の可能性 “極めて高い”」

テリーザ・メイ首相は、英南部ソールズベリーで起きた元二重スパイのセルゲイ・スクリパリ氏とその娘の暗殺未遂事件について、ロシアが関与していた可能性が”極めて高い” と述べた。

■訳出のポイント

likely は 「ありそうな」 「起こりそうな」 という形容詞。

likely ~ で

「~しそうである」 「~するだろう」

という意味になります。

今日の場合は

「非常に」 「高度に」 という副詞 highly が組み合わさった

highly likely ~ で

「非常にありえそうな」 「大いに起こりえる」

という言い方になっています。

日本語の

「~の可能性が非常に高い」 「~の可能性が極めて高い」

に当たる表現として確認しておきましょう。

behind は

「~の後ろに」 「~の背後に」

という前置詞。

「~の裏に」 「~の陰に」

というニュアンスでもしばしば使われます。

そこで、

(be) behind attack というと

「攻撃の背後にいる」 → 「攻撃を裏で操る」 → 「攻撃に関与する」

という意味合いになるわけです。

また、本文で使われている

be responsible for ~ も

もともとは

「~に対して責任がある」 「~の責任を負う」 の意。

ここから

「~の原因である」 → 「~に関与している」

ということです。

attempted は

「企てる」 「試みる」 という動詞 attempt の過去分詞が形容詞化した語。

「試みらえた」 「企てられた」 の意で、

「企てられた(しかし、達成されなかった」 → 「未遂の」

という意味でよく使われます。

attempted abduction 「誘拐未遂」

attempted suicide 「自殺未遂」

といった具合ですね。

今日の場合は

attempted murder なので 「殺人未遂」 ですが、

元スパイが神経剤によって重体に陥るという状況から

「暗殺未遂」

と訳しているわけです。

セルゲイ・スクリパリ氏は、ロシア連邦軍の情報機関である元ロシア連邦軍事参謀部情報総局で大佐を務めた人物。

英国のスパイとして活動していたことを理由に、2006年にロシアで懲役13年の判決を受けました。

その後、ロシアと米国間のスパイ交換で2010年に米国に引き渡され、英国に亡命。

今月4日、このスクリパリ氏がソールズベリーのショッピングセンター前のベンチで娘とともに倒れているのが発見され、意識不明の重体となっています。

英国のメイ首相は12日、事件捜査の結果について

「ロシアが開発した軍用の神経剤が使われたのは明らかだ」 と述べ、

ロシア政府に説明を求めました。

■編集後記

英国がもしロシアに制裁を加えれば、ロシアは報復する覚悟があると声明を出していて、なにか不穏な雰囲気になってきています。欧州において神経剤による攻撃は第二次世界大戦以降初めてとのこと。

(裏)今季一番の暖かさ!春が来た!という朝でした・・

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