Heavy Rain in Nepal Kills at Least 150 People
Major floods and landslides triggered by heavy monsoon rain across Nepal have killed at least 150 people, with more than 50 still missing, officials said on Sunday.
■チェック
・heavy rain 大雨
・flood 洪水
・landslide 土砂崩れ、地滑り
・(be) triggered by ~によって引き起こされる
・monsoon モンスーン、季節風
・missing依然として行方不明の
・officials 当局
■対訳
「ネパール、大雨で死者少なくとも150人」
ネパール全土で、モンスーンがもたらした大雨によって大規模な洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも150人が死亡し、50人以上が行方不明になっている。当局が日曜日に発表した。
■訳出のポイント
trigger はもともと
鉄砲の「引き金」
を意味する名詞。
ここから、
「引き金を引く」→
「~のきっかけとなる」「~を誘発する」「~を引き起こす」
という動詞としても頻出ですね。
受動態の
be triggered by ~ で
「~によって引き起こされる」
という言い方になっています。
そこで、
本文の頭
Major floods and landslides triggered by heavy monsoon rain
の部分は、
「モンスーンがもたらした大雨によって引き起こされた大規模な洪水および土砂崩れ」
ということですね。
monsoon の語源は
「一定の季節」を意味するアラビア語 mawsin。
ここから、
インド洋、南アジアの「季節風」「モンスーン」
あるいは
インド大陸や南西アジアの「雨季」
を指す名詞となっています。
したがって、
heavy monsoon rain で
「激しいモンスーンの雨」→「モンスーンがもたらした大雨」
というわけです。
official はもともと
「公の」「公務の」
あるいは
「正式の」「公認の」
という形容詞。
「公務員」「役人」「職員」
という意味の名詞としても頻出です。
例えば
a government official というと
「政府の役人(職員)」「国家公務員」
ということですね。
また、省(庁)の名前とともに使うと、
「~省(庁)高官」「~当局者」
に当たる言い方になります。
英字新聞では、
複数形の officials、
「当局者たち」→「当局」
の意で頻出。
しっかり再確認しておきましょう。
モンスーン(雨季)のネパールでは、9月27日から大雨が続き、全土で洪水や土砂崩れが相次ぎました。
現地警察によると、29日までに少なくとも150人が死亡、多くの人が行方不明になっているということです。
ネパールを含む南アジアはモンスーンの影響で、4月から10月の雨季には水害が頻発しますが、今回の大雨による被害はとりわけ大きかったようです。
■編集後記
先日の能登地方の大雨も恐ろしいものでしたが、今回のネパールは映像を見ても、建物やインフラの脆弱さもあり、本当に悲惨な被害状況ですね。世界中で年々、気候変動の影響が顕著になってきているのを痛感します。
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