Elon Musk’s Twitter Acquisition Offer Is Back
Elon Musk has proposed to Twitter to move forward with the acquisition deal at the original price of $54.20 per share in his letter nearly five months after he had said he would exit the deal.
■チェック
・acquisition offer 買収提案
・propose ~を提案する
・move forward with ~を進める
・original 当初の、最初の
・price of $_ per share 1株あたり_ドルの価格
・exit the deal 取引を撤回する
■対訳
「イーロン・マスク氏、ツイッター買収を再提案」
イーロン・マスク氏がツイッターに対して、合意当初の1株あたり54.2ドルで同社の買収契約を進めることを書簡で提案していた。マスク氏は、5ヶ月近く前に買収取引の撤回を表明していた。
■訳出のポイント
acquisition はもともと
「獲得」 「入手」 「習得」
を意味する名詞。
英字新聞では
会社などの 「買収」
を指す単語としても頻出です。
acquisition offer で 「買収提案」、
acquisition deal だと 「買収交渉」 「買収取引」
ということですね。
back は
「もとへ」 「逆戻りして」 「戻って」。
そこで、
タイトルの is back は
「もとに戻っている」 「もと通りになる」 の意。
すなわち、タイトル全体としては
「イーロン・マスク氏のツイッター買収提案がもとに戻っている」 →
「イーロン・マスク氏がツイッター買収を再提案する」
となっています。
move forward は
「前に向かって動く」 → 「前進する」
という成句。
move forward with ~ だと
「~とともに前進する」 → 「~を進める」 「~を推進する」
になり、
計画などについて「前に進める」「前向きに取り組む」
という意味でしばしば使われる表現です。
動詞 exit は
「~から出る」「~から立ち去る」「~から退場する」。
exit the deal で
「取引から退場する」→「取引を撤回する」
という言い方になっています。
したがって、本文末尾の
nearly five months after he had said he would exit the deal
の部分は
「彼(=マスク氏)が(買収)取引を撤回すると言った、ほぼ5ヶ月後に」
ということですね。
対訳では、この部分を独立させて
「マスク氏は、5ヶ月近く前に買収取引の撤回を表明していた」
としています。
総額440億ドル(約6兆3000億円)の買収取引の撤回をめぐって、イーロン・マスク氏とツイッター社が法廷闘争になった経緯は、英字新聞でも以前からお伝えしてきました。
今回は、マスク氏が和解に向けて同社に買収を再提案していた、というニュースです。
今月中旬に始まる法廷での審理を前にして、マスク氏が歩み寄りの姿勢を見せた形ですね。
和解案では、裁判所がツイッター社の訴訟手続きを即時停止するという条件がつけられており、同社は提案を受け入れるかどうかを検討中だといいます。
こういった報道を受けて、4日のツイッター株は前日比22%高で取引を終えました。
■編集後記
イーロン・マスク VS ツイッター劇場はまだ続きそうです。。。今回は、マスク氏側で裁判で不利になるとの判断が働いたと見るのが妥当でしょうか。
今日の動画
https://youtu.be/_ixwKUAPebM
(裏)しかし、寒いですね。。秋を飛び越えて冬が来たかのようです。米国北部のような季節の変わりようですね・・