Japan: Barricaded Gunman Arrested, Hostages Unharmed
A gunman who barricaded himself in a post office in Saitama Prefecture with two hostages on Tuesday was arrested after an eight-hour standoff.
■チェック
・barricaded gunman 拳銃を持って立てこもる男
・(be) arrested 逮捕される
・hostage(s) 人質
・unharmed 無傷の、無事な
・barricade oneself 立てこもる
・post office 郵便局
・Saitama Prefecture 【日本】埼玉県
・standoff こう着状態
■対訳
「日本:立てこもり拳銃男を逮捕、人質は無事」
火曜日、拳銃を持って人質2人をともに埼玉県の郵便局に立てこもっていた男が、8時間にわたるこう着状態の末に逮捕された。
■訳出のポイント
barricade の語源は
「樽(たる)」を意味するスペイン語 barrica で、
原意は「樽を並べて作ったもの」。
ここから、
「妨害するもの」「バリケード」「障害物」
という名詞になっています。
同時に
「バリケードを築く」「バリケードで囲む」
という動詞としても使われます。
そこで、
barricade oneself は
「自分自身をバリケードで囲む」→「立てこもる」
という言い方になるわけです。
また、今日のタイトルでは
barricaded gunman で
「立てこもった拳銃男」→「拳銃を持って立てこもる男」
ということですね。
harm はもともと
物質的、肉体的、精神的な「損害」「害」「危害」
を意味する名詞であり、
「~を害する」「~を傷つける」「~に危害を加える」
という動詞としてもよく使われます。
unharmed は、
この動詞 harm の過去分詞 harmed に
否定の接頭辞 un- が加わったもので、
「危害を加えられていない」「無傷の」「無事な」
という形容詞になっています。
したがって、タイトル末尾の
hostages (are) unharmed は
「人質は無事である」
というわけですね。
standoff は
「行き詰まる」「離れている」
という意味の成句
stand off
が名詞化した語です。
ここから、
試合などの「行き詰まった状態」→「引き分け」「同点」、
「離れていること」→「孤立」「対峙」「にらみ合い」
あるいは
事態が動かない「拮抗状態」「こう着状態」
といった意味合いで使われます。
英字新聞では、今日の記事のように、犯人などがどこかに立てこもった場合など、警察との
「にらみ合い」「こう着状態」
を意味する文脈でしばしば登場します。
すなわち、
本文末尾の
after an eight-hour standoff
の部分は
「8時間のこう着状態の後で」→
「8時間にわたるこう着状態の末に」
ということですね。
10月31日午後2時すぎ、埼玉県蕨市の郵便局で拳銃のようなものを持った男が女性2人を人質にして、立てこもった事件。
約8時間後に埼玉県警が郵便局内に踏み込み、容疑者を逮捕しました。
人質となった女性職員2人も無事だったのが、何よりでした。
■編集後記
郵便局での立てこもりに先立って、容疑者は自宅アパートに火をつけ、その後は戸田市の
戸田中央総合病院で発砲事件を起こしていたようですね。また、「郵便局の人と話したかった」と、特定の人物との面会を求めていたとの報道もあり・・・一連の事件との関連、動機の解明が待たれますね。。。
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(裏)長岡は朝から雨。朝、ベランダに干してた洗濯ものを取り込む。意外と濡れてなかったのが不思議。