Japan: Pair of Yubari Melons Sold for 3 Million Yen in Season’s First Auction
A pair of premium melons from Yubari City in Hokkaido, northern Japan, fetched 3 million yen ($19,000) in the first auction of the year.
■チェック
・a pair of 1対の~ → 2玉の
・(premium) melon (高級)メロン
・(be) sold for _yen _円で売られる
・fetch _ yen _円で売れる → _円で落札される
・first auction 初競り
■対訳
「日本:夕張メロンの初競り、2玉で300万円」
日本北部の北海道夕張市産の高級メロンの初競りが行われ、2玉で300万円(1万9000ドル)で落札された。
■訳出のポイント
pair の語源は
「等しい」という意味のラテン語 paria。
ここから、
2つからなる(等しい=同じ)ものの「1対」「1組」
を意味する名詞ですね。
a pair of ~ で
「1対の~」「1組の~」
になります。
今日の記事では
a pair of melons で
「1対(=2玉)のメロン」
という意味になっています。
first auction は
直訳すると「初めての競売」「初めての競り」
タイトルの
(the) season’s first auction
「今季初めての競り」、
本文では
the first auction of the year
「今年初めての競り」、
どちらも
旬のものの「初競り」
を指す言い方となっています。
premium はもともと
「賞金」「商品」「報奨金」「景品」
あるいは
「割り増し金」
などの意味の名詞です。
ここから、
「景品つきの」「割り増しの」→
「上等な」「上質の」「高価な」「高級な」
といった意味の形容詞としても使われます。
そこで、
premium melons from Yubari City は
「(出所が)夕張市からの高級メロン」→
「夕張市産の高級メロン」
ということですね。
fetch は
主に英国で使われる動詞で、
本来は
「~を連れてくる」「~を取ってくる」の意。
ここから、
商品が「~(という値段)を取ってくる」→
「~(という値段)で売れる」
という意味合いでも使われます。
英字新聞では、
競売(オークション)関連のニュースで
fetch $_
「_ドルで売れる」→「_ドルで落札される」
という形でしばしば登場するので、
しっかり押さえておきましょう。
そこで、本文後半
fetched 3 million yen ($19,000) in the first auction of the year
の部分は、
「今年の初競りで300万円(1万9000ドル)で落札された」
ということですね。
本文全体では、
「日本北部の北海道夕張市産の高級メロンが今年の初売りで、2玉で300万円(1万9000ドル)で落札された」→
「日本北部の北海道夕張市産の高級メロンの初競りが行われ、2玉で300万円(1万9000ドル)で落札された」
となっています。
今日は、北海道の夏の味覚で、贈答品としても人気の夕張メロンの話題・・・
5月24日に札幌市中央卸売市場で今年初めての競りが行われ、最も高いものには2玉で300万円の値がつきました。
競り落としたのは青果物の梱包などを手がける夕張市の会社で、「夕張を元気にしたい」
との思いで、3年連続最高値での落札。
この2玉を含む、この日競り落としたメロンおよそ100玉は、食べごろになる来月1日2日に地元の夕張メロンドームで先着200人に無料で振る舞われるそうです。
■編集後記
日本の高級果物は総じて甘くて美味しい(そして、高価でもある)ですが、その代表格がメロンですね。今季は夕張メロンの売り上げ、17億円が目標だそうです。市場規模の大きさに驚きました。
(裏)梅雨に向かって天候が不安定な感じしますね。去年の梅雨はそれほど降らなかったような気がしますが今年は?