Japanese Banks’ Payment Clearing Network Disruption Continues for 2nd Day
The Japanese Banks’ Payment Clearing Network has not recovered from a system problem, the operator said on Wednesday. The glitch affected 11 banks and at least 1.4 million transactions on Tuesday.
■チェック
・Japanese Banks’ Payment Clearing Network
全国銀行資金決済ネットワーク、全銀ネット
・disruption 混乱、中断 → 障害
・continue 続く、継続する
・recover 復旧する
・system problem(=glitch)システム障害
・operator運営団体
・affect ~に影響を与える
・transaction(s) 取引
■対訳
「全銀ネットの障害、2日目も続く」
全国銀行資金決済ネットワークの運営団体によると、同ネットワークのシステム障害は水曜日にもまだ復旧していないという。この障害は火曜日には、11の銀行、14万件以上の取引に影響を与えた。
■訳出のポイント
disrupt はもともと
「~を分裂させる」「粉砕する」「崩壊させる」
という動詞。
ここから、
会合、交通、通信、活動などを
「混乱させる」→「中断させる」「途絶させる」
という意味でも使われます。
英字新聞では、
交通や通信などのシステムを
「混乱させる」「障害を生じさせる」→
システムに「障害が生じる」
という意味合いでしばしば登場する単語なので、しっかり確認しておきましょう。
また、
名詞形の disruption も同様に
「混乱」「中断」「途絶」→ 「障害」
の意味で頻出です。
recover の原意は
「回復する」「取り戻す」。
失っていたものを「取り戻す」「奪回する」
あるいは
健康や健全な状態などを「回復する」
という意味の動詞ですね。
ここから、
交通や通信のシステムが障害、故障から
「回復する」→「復旧する」
という意味合いでもよく登場する単語ですね。
glitch は俗語で
機械などの突然の「故障」「突発事故」「障害」
あるいは
技術上の「小さな問題」「軽い障害」
を意味する名詞。
本文第2文では、第1文中の
system problem
を言い換える形で使われています。
affect は
事、状態などが(直接的に)
「~に影響する」「~に作用する」
という動詞。
通常は
「よくない影響を与える」「不利に作用する」
といった、ネガティブなニュアンスをともなう単語となっています。
金融機関間の資金のやり取りを担うシステムである全銀ネットに10月10日不具合が発生。
11の金融機関で他行宛の振り込みができなくなりましたが、11日午前10時の時点で復旧の見通しは立っていない、ということです。
全銀ネットは稼働開始した1973年以来、50年にわたって取引に影響を与えるような障害は一度もなかったといいます。
1000を超える金融機関が参加している全銀ネット・・・今回は、3連休中にシステム更新を行なった14の金融機関のうち11機関で障害が起きたということです。
■編集後記
すべてがITで統括されてる現在、一旦そのITに毀損が生じると、システム全体が使い物にならなくなる・・・今回の事件は大切ななにかを象徴している気がします。利便性を追求してそれを自動化することによって多くの人的な作業が不要となりますが、これにより私達は大切なものを失っているのではないかと・・・例えば知らない場所に車で行くにしても今はナビがありますから便利ですが、これによって私達は「地図を読む能力」を失っているわけですね。突然世界中のナビが使えなくなったら・・・考えるだけでも怖いですね。
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(裏)夜眠くないのに無理して寝ようとするのをやめてみようかと・・