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毎日1分!英字新聞 石田

日本:スペースワンのロケット『カイロス』打ち上げ直後に爆発

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Space One’s Kairos Rocket Explodes Seconds After Launch in Japan

Kairos, a small solid-fueled rocket made by the Japanese start-up Space One, exploded just seconds after its inaugural launch on Wednesday.

■チェック

・explode爆発する

・(just) seconds after ~の(わずか)数秒後に

・(inaugural) launch (初めての)打ち上げ

・solid-fueled rocket 固体燃料式ロケット

・made by ~が製造した

・start-up スタートアップ企業、新興企業

■対訳

「日本:スペースワンのロケット『カイロス』打ち上げ直後に爆発」

日本のスタートアップ企業スペースワンの小型固体燃料式ロケット『カイロス』は水曜日に行われた初打ち上げから、わずか数秒で爆発した。

■訳出のポイント

seconds after ~ は

「~の数秒後に」

という言い方。

launch は

ロケットの「打ち上げ」

を意味する名詞なので、

seconds after launch で

「打ち上げの数秒後に」

ということですね。

inaugural はもともと

「就任の」「開会の」「落成の」

という形容詞。

ここから、

「創始の」「最初の」「初めての」

という意味合いでもしばしば使われます。

そこで、

本文中

just seconds after its inaugural launch on Wednesday

の部分は

「水曜日のその(=『カイロス』の)初めての打ち上げのわずか数秒後に」

「水曜日に行われた初打ち上げから、わずか数秒で」

となっています。

ちなみに。。。

スペースワンのロケットの名称

Kairos 「カイロス」は、

もともと

「機会」「好機」「チャンス」

を象徴するギリシア神話の男神の名前。

カイロスは、出会った人が捕まえやすいように髪が前に長く垂らされていますが、逆に後頭部は禿げており後ろから追いかけて捕まえることはできない、とされています。

ここから

Take time by the forelock

「好機は前髪で捉えろ」→

「チャンスの神は前髪しかない」→

「好機はすぐにとらえなければ、後からは捕まえられない」

「チャンスは訪れた時に、すぐに捉えるべきだ」

という諺の由来になったようです。

日本初の民間ロケット打ち上げは失敗に終わりましたが、新しいことへの挑戦には失敗がつきもの。

これに挫けず、むしろ糧にして、どんどん開発を進めてほしいですね。

■編集後記

残念ではありますが、打ち上げスタッフたちもこれが失敗だとは認識してません。イーロン・マスクは直後に Rockets are hard. とX でつぶやいているように、スペースX も初期には失敗を連発していました。失敗の後も後退せず挑戦を続けていける資本力、体力、強い意志が日本の民間企業にあるか。。。あってほしいですね。

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(裏)久しぶりの東京朝ウォーク。お昼の新幹線で大阪へ。

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