16 People Killed in Blast at Tennessee Explosives Facility
Sixteen people are believed to have died in a massive blast at a Tennessee facility that manufactures military and demolition explosives, authorities said on Saturday.
■チェック
・(massive) blast (大規模な)爆発
・Tennessee 【米国】テネシー州
・explosives facility 爆発物製造施設
・be believed to ~するとみられている
・manufacture ~を製造する
・military (demolition) explosives 軍用(解体用)爆発物
・authorities当局
■対訳
「米テネシー州の爆発物製造工場で爆発、16人死亡」
軍用および解体用の爆発物を製造するテネシー州の施設で大規模な爆発が発生し、16人が死亡したとみられる。当局が土曜日に明らかにした。
■訳出のポイント
explosive はもともと
「爆発性の」「爆発しやすい」
という形容詞。
ここから、
「爆発性のもの」「爆発しやすいもの」
を指す名詞としてもよく使われます。
しばしば
explosives と複数形で、
集合的あるいは物質名としての
「爆発物」「爆薬」
の意味になります。
そこで、
explosives facility は
「爆発物(製造)施設」
ということですね。
demolition は
建物などの「破壊」「取り壊し」「解体」。
military and demolition explosives で
「軍用および解体用の爆発物」
となっています。
at a Tennessee facility that manufactures military and demolition explosives
の部分では、
that は
直前の a Tennessee explosives facility
を受ける関係代名詞。
すなわち、
「軍用および解体用の爆発物を製造するテネシー州の施設で」
ということですね。
authorities は
英字新聞では最頻出の重要表現なので、しっかり再確認しておきましょう。
単数形の authority は
「権威」「権限」
あるいは
「権限を持つ人(組織)」の意。
英字新聞ではほぼ複数形で登場します。
なぜなら、事故・事件・災害などの現場では複数の機関(組織)が関与するのが一般的だからです。
例えば、今日の記事では爆発事故ですから、消防、警察、そして州の行政機関なども関わり、それら全てをまとめて
authorities 「当局」
といっています。
言い換えれば、具体的な組織名を言わず、なおかつ信頼性を保てる便利な表現として頻用されているわけですね。
本文末尾の
authorities said on Saturday は
直訳すると
「土曜日に当局が述べた」。
このパターンの said は、
日本語記事としては
「発表した」
あるいは
「明らかにした」
とするのが自然です。
通例パターンとして押さえておくといいですね。
10月10日午前、アメリカ南部テネシー州にある軍用および解体用爆発物製造施設で大規模な爆発が発生。
翌11日、当局は安否がわかっていない16人について、全員が死亡したとみられる、と発表しました。
Accurate Energetic Systems のこの施設では主に米陸軍や海軍用に高性能の爆薬や地雷などを製造しており、今回は施設内の建物の一つが完全に崩壊したもようです。
現場では再び爆発が起きる恐れもあり、捜査当局は300人態勢で慎重に捜索・遺体収容活動を続けているということです。
同社は9月には米軍との間で1億2000万ドル(約180億円)相当の爆発物製造の契約を結んだ、との報道もあります。
■編集後記
爆発物を扱う以上、こういった事故の可能性をゼロにすることは難しいとは思います。米軍と契約しているくらいですから、最新の設備や技術、そしてそれに応じる安全対策なども備えた会社・施設であると推測されますが。。。しかし、16人もの人が瞬時に爆発に巻き込まれたことを考えると、そういった想定や対策がしっかりされていたのか。。。疑問も生じますね。
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(裏)朝、気温18度・・めちゃ涼しくなりました・・