World’s First Net-zero Energy Mosque to Open in Abu Dhabi
The world’s first net-zero energy mosque, designed to produce as much energy as it consumes annually and to operate with no carbon emissions, is set to open in Abu Dhabi, UAE, in October.
■チェック
・net-zero energy(ネット)ゼロエネルギー
・mosque モスク
・open 【動詞】開設する、オープンする
・Abu Dhabi アブダビ
・produce ~を生み出す、生産する
・consume annually 年間に消費する
・operate with no carbon emissions 二酸化炭素排出なしで運営する
・be set to ~する予定である、つもりである
・UAE アラブ首長国連邦
■対訳
「世界初のゼロエネルギー・モスク、アブダビで開設」
年間の消費量に相当するエネルギーを生み出し、二酸化炭素を排出しないで運営するよう設計された世界初の「ゼロエネルギー・モスク」が、10月にアラブ首長国連邦のアブダビで開設する予定である。
■訳出のポイント
net-zero は
「実質ゼロ」の意。
日本語では
「ゼロエネルギー」
という言い方が一般的ですが、
正確には
net-zero energy
「ネットゼロエネルギー」
ということですね。
「エネルギーの消費と生産が差引ゼロである」
という意味で使われます。
このあたりは、本文中で
(designed to) produce as much energy as it consumes annually
「年間消費するのと同じ量のエネルギーを生み出す(ように設計された)」→
「年間の消費量に相当するエネルギーを生み出す(ように設計された)」
と説明されています。
また、並列する形で
(and designed to) operate with no carbon emissions
「二酸化炭素の排出なしで運営する(ように設計された)」
となっているので、
あわせると
「年間の消費量に相当するエネルギーを生み出し、二酸化炭素を排出しないで運営するよう設計された(世界初のネットゼロエネルギー・モスク)」
というわけですね。
be set to V は
ニュース記事で頻出の言い方。
「~する予定である」「~する見込みだ」と、
近い未来に起こることをほぼ確定的に伝える表現です。
英字新聞では
「~する予定である」
と訳すのが自然であり、一般的でもあります。
UAE (= United Arab Emirates)
「アラブ首長国連邦」の首都
Abu Dhabi 「アブダビ」
の中心部から約30キロのところに建設中の
Masdar City
「マスダール・シティ」は、
大規模な太陽光発電所を擁して、ゼロ・カーボン都市構想を掲げ、2006年に着手されました。
sustainable urban development
「持続可能な都市開発」
の実現を目指す大規模エコシティということです。
そのマスダール・シティの中心部で、
the world’s first net-zero energy mosque
「世界初のネットゼロエネルギーのモスク」
が開設される、というニュースでした。
このモスクでは、太陽光パネルを用いて、消費エネルギーを100%施設内で産出。
泥壁を用いた断熱や、空気対流利用などのエコ技術によって、エネルギー消費は従来の3分の2、水の消費量は2分の1に抑えられるということです。
■編集後記
長岡とか地方の中堅都市で朝ジョギングをしていると、駅前のようなある程度交通量があるところでもハイガス臭さが年々減少しているように感じます。これは車の排ガス規制が大きいいですね。田舎に来ると軽自動車が多いですが、どんどんハイブリッド化(ガソリンエンジンと電気モーターという2つ以上の動力源をがある車)していますし。
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(裏)朝の気温が15度を下回ってくるとジョギング時も長袖の出番・・もうすぐか・・