毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

3人の科学者にノーベル生理学・医学賞

Pocket

Trio of Scientists Wins 2025 Nobel Medicine Prize
The 2025 Nobel Prize in Physiology or Medicine has been awarded to a trio of scientists ― Japan’s Shimon Sakaguchi and U.S. researchers Mary Brunkow and Fred Ramsdell ― for their discovery of regulatory T cells, which control overactive immune responses in the body.

■チェック

・trio 三人組
・scientist 科学者
・Nobel Medicine Prize ノーベル生理学・医学賞
(=Nobel Prize in Physiology or Medicine)
・be awarded to ~に授与される
・researcher 研究者
・discovery 発見
・regulatory T cell 制御性T細胞
・control ~を抑制する
・overactive immune response過剰な免疫反応

■対訳

「3人の科学者にノーベル生理学・医学賞」
2025年のノーベル生理学・医学賞は、体内の過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した功績により、日本の坂口志文氏と米国のメアリー・ブランコウ氏、フレッド・ラムズデル氏の3人に授与された。
■訳出のポイント
今日の本文は、一見したところ少し長いので難しいように思われるかもしれませんが、構造自体はシンプルです。
まず、[―] ではさまれている部分は、
直前の
a trio of scientists
「科学者の3人組」
について、具体的に名前を挙げているだけですね。
すなわち、
日本の坂口志文氏と米国の研究者メアリー・ブランコウ氏、フレッド・ラムズデル氏という(3人の科学者)」
ということです。
ちなみに、
trio はもともと
イタリア語で
「三重奏」「三重唱」
を意味する音楽用語。
ここから転じて、
「3人組」「三つぞろい」
を意味します。
今日の記事では
単に
“three people together”
「3人そろったグループ」
を指しています。
つまり、”3人がそれぞれ、個別に” ではなく
“3人そろって” “3人が共同で” 受賞した
というまとまりを表しているわけです。
このあたりを強調するならば
「3人組として受賞」「3人共同で受賞」
という日本語訳も考えられますが、
今日の対訳では自然に
「3人の科学者」
としています。
次に、本文後半の [―] 以下では受賞の理由が述べらる、という構造になっています。
for their discovery of regulatory T cells
の for は
【理由・根拠】を表す前置詞。
受賞、感謝、表彰などの
“ポジティブな理由” を
簡潔に表すときによく使われ、
「~の功績により」「~が評価されて」
という意味合いになります。
ここでは、
for their discovery of regulatory T cell
「彼らの制御性T細胞の発見の功績により」→
「(3人が)制御性T細胞を発見した功績により
ということですね。
そして、本文末尾の
which control overactive immune responses in the body
の部分では、
直前の regulatory T cells を説明しているので、
「体内の過剰な免疫反応を抑制する(制御性T細胞)」
ということですね。
すなわち、
受賞理由は
「体内の過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞を発見した功績により」
となっています。
今年のノーベル生理学・医学賞に大阪大学の坂口志文特任教授とアメリカの研究者2人が選ばれました。
アレルギーや自己検疫疾患の治療につながると期待される『制御性T細胞』の発見を評価されての受賞です。
日本人のノーベル生理学・医学賞の受賞は2018年の本庶佑さん以来6人目となりました。

■編集後記

坂口志文氏は、研究者である奥様と長年二人三脚で研究を続けてきた稀なご夫妻です。今回の受賞はまさに「共に得た栄誉」といえるでしょう。ノーベル賞は成果が長い年月を経て評価されるため、今の日本人受賞は過去の蓄積による部分が大きいと思われます。しかし近年は研究環境が悪化し、結果を急ぐ風潮で基礎研究が続けにくくなっています。今後、日本の受賞は減る可能性があり、国として研究を根本から支える体制が求められますね!
話題のSora2で、ソファに寝転びながら動画を生成し稼ぐ方法
最先端の生成AIウエブセミナー(無料)
10月11日(土)20時
(裏)沼田(群馬)のスーパーで19時半頃熊が侵入、2人の買い物客を襲うって・・やばすぎ・・

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク