One Dead as Severe Turbulence Hits Singapore Airlines Flight
One passenger died and dozens were injured when their Singapore Airlines flight from London to Singapore encountered severe turbulence Tuesday.
■チェック
・severe turbulence 激しい乱気流
・Singapore Airlines flight シンガポール航空の便
・passenger 乗客
・dozens 数十人
・encounter (困難、危険などに)遭遇する
■対訳
「激しい乱気流で1人死亡、シンガポール航空機」
火曜日、ロンドンからシンガポールに向かっていたシンガポール航空の旅客機が激しい乱気流に巻き込まれ、乗客1人が死亡し数十人が負傷した。
■訳出のポイント
turbulence は
天候、風波などが「荒れ狂う」「暴風雨の」
という意味の形容詞
turbulent
から派生した名詞。
大気の「乱流」「乱気流」
を意味しています。
そこで、今日のタイトルは
「激しい乱気流がシンガポール航空機を襲って、1人が死亡(した)」→
「シンガポール航空機が激しい乱気流に巻き込まれ、1人が死亡」
ということですね。
dozen は
「ダース」。
「同種類の12個」
を指す名詞です。
ただし、正確に12というよりは、その前後を大まかに表すことも少なくありません。
とりわけ
dozens と複数形の場合は
直訳すると
「数ダース」
になりますが、
実際には、大まかに
「数十」
という意味合いで使われていることが多いわけです。
今日の場合も
dozens (of people) were injured で
「数十人が負傷した」
となっています。
encounter は
人、考えなどに「偶然出会う」「出くわす」
という動詞。
同時に、
困難、危険などに「あう」「直面する」「遭遇する」
という意味合いでも頻出です。
今日の場合は、
encountered severe turbulence で
シンガポール航空機が
「激しい乱気流に遭遇した」→
「激しい乱気流に巻き込まれた」
ということですね。
5月21日ロンドンからシンガポールに向かっていたシンガポール航空の旅客機が激しい乱気流に巻き込まれ、タイ・バンコクの空港に緊急着陸 (=emergency landing) しました。
この便には乗客211人乗員18人が搭乗しており、このうち73歳英国人男性の乗客1人が死亡し、少なくとも30人がけがをしたとのこと。
乱気流に巻き込まれた旅客機内で死者が出るというのは、極めてまれだといいます。
■編集後記
乱気流による民間航空機の死亡事故は、2009年以来、今回が初めてだそうです。ただ、今回死亡した73歳英国人男性の死因は心臓発作との報道もあり、乱気流に関連した死亡事例に間違いはないでしょうが、外傷によるものではないようです。また、気候変動によって近年乱気流の発生も増えているとされているので、今後こうした事故も増加する可能性が高いですね。
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(裏)シンガポール航空はシンガポール移住時代はよく使ってました。食事中もベルトは外せません。