US Trade Court Blocks Trump’s Sweeping Tariffs Move
The U.S. Court of International Trade Court in New York ruled Wednesday that President Donald Trump overstepped his authority by imposing sweeping global tariffs.
■チェック
・block 【動詞】~を差し止める
・Trade Court (= Court of International Trade)
(国際)貿易裁判所
・sweeping 広範囲にわたる
・(global) tariffs (世界規模の)関税
・move 【名詞】動き、措置
・rule 【動詞】(裁判官などが)裁定する、判断を下す
・overstepped one’s authority 権限を越える
・imposing (関税を)課す → 発動させる
■対訳
「米貿易裁判所、トランプ氏の広範囲な関税措置を差し止め」
ニューヨークの米国国際貿易裁判所は水曜日、ドナルド・トランプ大統領が世界規模で広範囲にわたる関税を発動したことは、大統領権限を越えるものだったとの判断を下した。
■訳出のポイント
United States Court of International Trade
「米国国際貿易裁判所」は、
国際貿易および関税問題に関する事件を取り扱う米連邦裁判所で、所在地はニューヨーク市。
簡略に
Trade Court
とも呼ばれます。
名詞 move は
「動き」「行動」「措置」「手段」
などの意味になっています。
そこで、
今日のタイトルは
「米貿易裁判所がトランプ氏の広範囲な関税措置を差し止める」
ということですね。
rule は
「ルール」「規則」
という意味の名詞としておなじみの単語。
今日の本文では
「判決を下す」「判断する」「裁定する」
という動詞として登場しています。
したがって、主語はたいてい
「裁判所」「判事」「裁判官」
などになる点も確認しておきましょう。
rule that …
と that 節をとって
「…と判断する」「…という判決を下す」
という形が一般的です。
ここでは、
「国際貿易裁判所は」
that 以下の
President Donald Trump overstepped his authority by imposing sweeping global tariffs
「ドナルド・トランプ大統領は、広範囲な世界規模の関税を発動させることで、自身の(=大統領としての)権限を越えた」→
「ドナルド・トランプ大統領が世界規模で広範囲にわたる関税を発動したことは、大統領権限を越えるものだった」
という「判断を下した」
という内容になっています。
overstep は
「~を越える」「~の限度を越す」
規則、基準などを「逸脱する」「踏み外す」
という動詞。
overstep one’s authority で
「権限を越える」
という言い方になるわけですね。
米ニューヨークの国際貿易裁判所は5月28日、トランプ大統領が安全保障上の脅威に対処する権限を定めた国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づいて発動した関税について、大統領の権限を越えたものだとして差し止める判断を下しました。
トランプ氏が4月に公表した「相互関税」などが対象となります。
同裁判所には、トランプ政権の関税政策を違法だとして、ニューヨークやアリゾナ、ミネソタなど計12州が提訴していました。
■編集後記
トランプ氏が「国際緊急経済権限法」を拠り所に発動した「相互関税」に対して、国際貿易裁判所が差し止め命令を出しました。トランプ政権に対して10日以内に対象の措置を停止するための行政命令を出すよう命じたということですが、政権側は不服だとして既に控訴しています。果たしてこの裁判の行方は・・・そして結論が出るまで差止命令は有効となるのか。。。
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