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毎日1分!英字新聞 石田

パウエル:米国、査察期間延長へ同意

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Powell: U.S. giving inspectors more time

Secretary of State Colin Powell said in a radio interview aired Saturday that the United States was giving more time to weapons inspectors in Iraq and that a U.S-backed resolution paving the way for military actionwould not be voted on immediately.

◇◆◇◆◇◆

■チェック


・pave the way for 〜の下準備をする、地固めをする
・vote on  採決をする、賛成票と投じる

■対訳

「パウエル:米国、査察期間延長へ同意」

パウエル国務長官は土曜日放送されたラジオインタビューで、米国はイラク国内の武器査察団に期間の延長を認める方向にあり、軍事行動への地固めとなる、米国が推奨する解決案は、すぐには賛成を得ることはないだろうと伝えた。

■ひとこと
インタビューの中で、パウエル国務長官は、米国がいまだに平和的解決を望んでいる、と伝えました。
これまでの好戦的な姿勢とは少し違っています。

We have not yet asked for a vote (on the second resolution) because we’re still looking for a peaceful solution,” Powell told.

さらに同氏は、3月1日にエジプトで開催されたアラブ連盟首脳会議で、アラブ各国首脳が一致してフセイン大統領の亡命を促すよう提案しました。
しかし、会議ではこの提案は取り上げられず、それどころか、米国のイラク攻撃がアラブ全体の安全保障への脅威とみなし「完全に拒絶」されました。

UAEだけがフセイン・イラク指導部の退陣要求を提案しましたが、これは一時は会議では黙殺されたものの、その後、午後のNHKニュースでは、サウジアラビアなどがこのUAEのフセイン退陣提案に同調する見解を発表したと伝えました。

いずれにせよ米国の攻撃に同調するかに見えたアラブ諸国がここにきて米国のイラク攻撃に「NO」をつきつけた形となりました。

さらに、Turkey rejects basing 62,000 U.S. troops、トルコ議会は1日、米軍の国内駐留などを求めた政府案を否決しました。

米国にとって同盟国のトルコはクウェートと並んでイラク攻撃開始の重要拠点であり、3月3日にも、6万2千人の兵力を駐留させようとしていただけに手痛い採択となりました。
背景にあるのは、対イラク軍事攻撃に反対するトルコ国内の世論です。

フランス、ドイツ、ロシアなどヨーロッパ諸国のみならず、アラブ諸国、トルコにまでイラク攻撃を反対されるとなると、米国はシナリオの修正を考えなくてはならず、今回のパウエル国務長官のインタビューにつながってきます。

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