Japanese Private Lunar Lander Lost Contact in Final Minutes of Touchdown
A Japanese company hoping to carry out the first private Moon landing said it lost contact with the lander right after it was due to touch down early Wednesday.
■チェック
・private 民間の
・(lunar) lander ランダー、(月)着陸船
・lose contact with ~と通信が途絶える
・touchdown (touch down) 着陸(する)
・carry out 実行する、遂行する
・Moon landing 月面着陸
・be due to ~する予定である
■対訳
「日本の民間月着陸船、着陸最終段階で通信不通に」
史上初の民間による月面着陸が期待されていた日本企業は、水曜日未明の着陸予定時刻直後に着陸船との通信が途絶えた、と発表した。
■訳出のポイント
private は
「個人の」 「個人用の」 「私用の」
といった意味でよく知られる形容詞ですね。
ここから、
「公営ではない」 → 「私営の」 「民間の」 「私立の」
に当たる単語としても頻出です。
例えば、
日本語の「私立大学」 は
private college
あるいは
private university
となるわけです。
今日の記事では、
タイトルの
private lunar lander は
「民間(企業)の着陸船」、
本文の
private moon landing は
「民間(企業)による月面着陸」
ということですね。
contact はもともと
人、物との 「接触」 「触れ合い」
を意味する名詞。
ここから
無線などによる 「連絡」 → 「通信」 「交信」
という意味合いでも使われます。
そこで
lose contact with ~ は
「~との通信を失う」→
「~との通信が途絶える」 「~と通信不通になる」
という言い方になっています。
hoping to carry out the first private Moon landing
の部分は、
その直前の A Japanese company (日本企業)
にかかっており、
「初の民間による月面着陸を実行することを期待している(していた)日本企業」→
「史上初の民間による月面着陸(実行)が期待されていた日本企業」
ということですね。
日本のベンチャー企業 ispace が開発した月着陸船は、昨年12月に米民間企業スペースX のロケットで打ち上げられた後、太陽の重力などを利用して月に向けて飛行。
そして、4月26日午前0時40分頃に、月からの高度約100キロから降下を始め、1時間後には月の北半球に着陸の予定でしたが、予定時刻の後から、通信が確立できないということです。
その後の発表および記者会見で同社は、着陸予定の時刻のあと、残りの燃料が無くなったと推定されるほか、降下する速度が急に上がったことを示すデータがあるとして、着陸船は最終的に
hard landing 「硬着陸」 「落下着陸」、
つまり、”月面にたたきつけられるようにして着陸した”
可能性が高いとしています。
■編集後記
最後の最後の段階での失敗とは・・・しかし”着陸機” ですから、着陸できなければ全く意味がありません。これで終わりにせず、再挑戦し成功させてほしいですね。それにしても日本の宇宙開発に関しては、近年あまりいいニュースが聞かれません・・・
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「絶対英語なんて話せるようになれない」と思ってた人たちが・・・・
https://aim-l.xyz/us/t/code/dfq0x.html
(裏)GWまでカウントダウンですね。有意義に使いたいものです。