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毎日1分!英字新聞 石田

テヘランで治安部隊出動

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Security Troops out in Force in Tehran

Iranian authorities deployed riot police and security forces on the streets of Tehran on Sunday, a day after 10 people were killed in clashes between police and protesters over a disputed election.

■チェック

・security troop (forces)  治安部隊
・out in force  出動している
・deploy  配置する
・riot police  機動隊
・clash  衝突
・disputed  論争の的となっている

■対訳

「テヘランで治安部隊出動」

論争の的となっている選挙をめぐるデモ隊と警察の衝突で10人が死亡する事件から一夜明けた日曜日、イラン当局がテヘランの路上に機動隊および治安部隊を配置した。

■訳出のポイント

force の語源は 「強い」 という意味のラテン語 fortis です。

ここから、大元の意味は 「(物理的な)強さ」 → 「力」 「勢い」 といった意味の名詞ですが、「支配力」 「影響力」 などの意味にも使われます。

in force で 「効力がある」 「実施中である」 「有効である」 という言い方で、法令などについてしばしば使われる表現です。

今日のタイトルでは out in force となっていて、これを直訳すると「外に出ていて効力がある(状態である)」 → 「外で活動している」。

ここでは主語が 「治安部隊」 ですから、「出動している」ということになります。

また、名詞 force は 「軍事力」 「兵力」 「武力」 の意味にも使われ、the forces でしばしば 「軍隊」 「部隊」 を指します。

そこで、本文の security forces はタイトルの security troops と同じ 「治安部隊」 という意味になります。

clash は、もともと物と物がぶつかりあって立てる音、ちょうど日本語の「ガチャン」 にあたるような擬音語が語源です。

そこで、 「衝突」 「対立」 といった意味の名詞になっています。(動詞 で「衝突する」もあります。)

ここで注意したいのは、clash と類似の単語がふたつあること。

ひとつは、crash で、こちらは物が倒れたり壊れたりするときや雷のとどろき音を表す擬音語を語源としています。

前述の clash が固いもの同士の衝突に用いるのに対して、crash は主に衝突による大きな破損が見られる状況のときに使われます。

例えば、飛行機などが墜落して(地上に衝突して)大破した場合などです。

そして、もうひとつは crush。

この単語の語源は 「こわす」 「歯ぎしりして噛む」 という意味のアングロノルマン語 crussir です。

ここから、「押しつぶすこと」 「粉砕」 「圧壊」 のように、”より固いものがより柔らかいものを壊す” というニュアンスで使われる単語となっています。

これら3単語はスペルも発音も違いが微妙な為、混乱しがちなので、これを機にしっかり整理して覚えるようにしましょう。

■編集後記

イランの大統領選ですが、かなり混乱しているようです。
50都市で、有権者数より投票数が多かったとか。
明らかに不正が行われているようです。
再選を目指す、現職アフマディネジャド大統領と改革派のムサビ元首相の争いですが、ムサビ側が今回の選挙に不正があったことを糾弾、再選挙を要求、それを日本の選挙管理委員会にあたる護憲評議会が拒否したことでデモが拡大しました。

(裏)8連続80台なるか?
気合いれるぞー、三井・住友・VISAカード!

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