Prince Andrew Reaches a Settlement in His Sex Abuse Case
Britain’s Prince Andrew has settled a lawsuit by a U.S. woman accusing him of sexually abusing her when she was a minor.
■チェック
・reach a settlement 示談(和解)に達する
・sex abuse case 性的虐待訴訟
・settle a lawsuit 訴訟で示談にする
・accuse(人) of (人)を~で訴える
・sexually abuse ~を性的に虐待する
・minor 【名詞】未成年
■対訳
「アンドルー英王子、性的虐待訴訟で示談成立」
英国のアンドルー王子から性的虐待を受けたとして、当時未成年だった米国人女性が訴えていた訴訟で、示談が成立したという。
■訳出のポイント
settle はもともと
物を落ち着きの良い場所、位置などに 「置く」
という動詞。
ここから、
問題、紛争などに(法的に)「決着をつける」 「解決する」
という意味でしばしば使われる語となっています。
特に、
訴訟など法的な争いを双方の合意により
「和解にする」 「示談にする」
という意味合いでよく登場します。
そこで
settle a lawsuit で
「訴訟を示談で解決する」 → 「訴訟で示談となる」
という言い方なっています。
また、
settle の名詞形 settlement は
法的な 「和解」 「示談」 の意。
ここから、
タイトルの
reach a settlement は
「和解に達する」 「示談が成立する」
という言い方になるわけです。
sex abuse
あるいは
sexual abuse は
「性的虐待」。
そして、
「場合」 「事例」 「症例」
などの意味でおなじみの名詞 case は
「訴訟」 「裁判事例」
という意味でも使われるので、
タイトルの
sex abuse case は
「性的虐待訴訟」
ということですね。
その内容については、本文の
a lawsuit by a U.S. woman … 以下で説明されています。
つまり
「彼女が未成年だった時に、彼(アンドルー王子)が性的に彼女を虐待したと訴える、米国女性による訴訟」 →
「英国のアンドルー王子から性的虐待を受けたとして、当時未成年だった米国人女性が訴えていた訴訟」
というわけです。
ちなみに、
「小さい方の」 「少ない方の」
といった意味の形容詞としてよく知られる minor は
法律用語として「未成年の」 の意、
あるいは
「未成年者」
という名詞にもなるので注意してください。
そして、欧米で minor 「未成年」は18歳未満を意味することも確認しておきましょう。
エリザベス英女王の次男アンドルー王子(61歳)から17歳のときに性的虐待を受けたとして米国人女性(38歳)が起こしていた民事訴訟で、両者の間で示談が成立したというニュース。
未成年者への性的虐待の罪などで起訴され、勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告と親交があった王子は、エプスタイン被告を通じてこの女性と関係を持ったとされています。
王子は女性の告発内容は一切認めず、
「エプスタイン被告との関係を後悔しており、被害者の女性が自分や他人のために立ち上がった勇気を称賛する」
と反省の声明を発表。
被害者の権利を支援するため、女性の慈善団体に “相当の寄付を行う”ことで合意に至ったとしています。
その “寄付金額” については未公開とされていますが、英紙デイリーテレグラフは、1200万ポンド(約18億8千万円)と報じています。
同紙の特ダネによると、エリザベス女王は、すでにアンドルー王子の訴訟に数百万ポンドの私的資金を提供している上、さらに今回の和解金についても一部を負担するということです。
■編集後記
どこの王室(皇室)にも問題児?がいますね。それは人間として家族としてある意味当たり前のことでしょうが、王室であるが故に “当たり前” ではすみません。その点では気の毒だな、大変だなとは思います・・・
【御礼】
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今日の動画
https://youtu.be/FZJershzdpQ
(裏)2月は一気に日の出が早くなり日の入りが遅くなります。得した気分です。