North Korean Finance Official Fired over Failed Redenomination
A top North Korean finance official was fired while many people have been reportedly starving to death after a disastrous currency redenomination implemented last November.
■チェック
!
・(currency) redenomination デノミネーション(通貨単位の変更)
・reportedly 報道によると、伝えられるところでは
・starve to death 餓死する
・disastrous 大失敗の
・implement 実施する
■対訳
「北朝鮮、デノミ失敗で財務官解任」
昨年11月に実施されたデノミネーションの大失敗で大勢の人々が餓死していると伝えられる中、北朝鮮の幹部財務官が解任された。
■訳出のポイント
redenomination は昨年の英字新聞で登場したときに詳しく説明しましたが、「デノミネーション」 「通貨単位の変更」 です。
failed redenomination で 「失敗したデノミ」 → 「デノミの失敗」ということです。
「火」 という意味でおなじみの名詞 fire は、「火をつける」「(ミサイル・銃などを)発射する」 という動詞としても頻出です。
また、口語では(人を) 「解雇する」 「クビにする」 という意味にもなります。
とくに、受動態のbe fired 「解雇される」 「クビになる」 という形でよく登場するので確認しておきましょう。
starve は 「飢える」 という意味の動詞。
日常会話では、I am starving. というと 「お腹ぺこぺこだ」 というニュアンスになります。
to death は 「死ぬまで」 「死に至るまで」 「死ぬほど」 という言い方なので、starve to death で「死に至るまで飢える」 →「餓死する」 です。
ほかにも、bleed to death 「死ぬほど出血する」 → 「出血多量で死ぬ」、freeze to death 「死ぬまで凍える」 → 「凍死する」 という具合に使われます。
reportedly も新聞用語として覚えておきたい単語です。
直訳すると「報道によれば」「伝えられるところによれば」という副詞。
日本語にする際には、「報道によれば~」 → 「~と報道されている」「~と伝えられる」 のように訳すのが一般的です。
そこで今日の場合も、many people have been reportedly starving to deathの部分は、「伝えられているところによると、大勢の人々が餓死している」→「大勢の人々が餓死していると伝えられている」 ということです。
disastrous はおなじみの名詞 disaster 「災害」 「災難」 の形容詞形。
つまり「災害災難を引き起こすような」 「破壊を招く」 という意味。
ここから、「悲惨な」 「大失敗の」 「ひどい」 といった意味合いで広く使われる語となっています。
そこで、a disastrous currency redenomination は「大失敗のデノミネーション」 → 「デノミネーションの大失敗」ということです。
■編集後記
昨夜、英国の金利据え置きを受けて、ユーロ、ポンドが大暴落。
1日で4円も落ちてます。
さらにこれを受けてドルも下落、一時は1ドル88円台半ばまで下落。
リスク回避で円が買われる形になっています。
またとない仕込み(円売り、外国通貨買い)の時期かあるいはカタストロフィーの始まりか。
(裏)石川、ノーザントラスト初日、3アンダー、現時点4位タイ!
凄い!