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毎日1分!英字新聞 石田

研究:遺伝子編集で鳥インフルにならないニワトリ誕生か?

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Study: Gene Editing Can Make Chickens

Resistant to Bird Flu

Researchers have developed genetically modified chickens that are partially resistant to bird flu, saying it might be possible to prevent the spread of the disease on farms in three years.

■チェック

・gene editing 遺伝子編集

・make A B A を B にする

・resistant to 〜に耐性がある

・bird flue 鳥インフルエンザ

・develop 〜を開発する、作り出す

・genetically modified 遺伝子が組み換えられた、操作された

・partially 部分的に

・(it is) possible to 〜することが可能である

・prevent 〜を防ぐ

・spread of the disease 病気の拡大(まん延)

・on farms 農場(=養鶏場)で

■対訳

「研究:遺伝子編集で鳥インフルにならないニワトリ誕生か?」

研究者らが、遺伝子組み換えによって、鳥インフルエンザに対して部分的に耐性を示すニワトリを誕生させた。3年以内には養鶏場における鳥インフルまん延を防ぐことが可能になるかもしれないという。

■訳出のポイント

make A B は

「A を B (の状態)にする」

という言い方です。

resistant to ~ は

「〜に抵抗する」「〜に抵抗力を示す」の意で、

医学では

ウイルス感染、病気などについて

「〜に耐性を示す」→「〜にかからない(ならない)」

などという意味に使われます。

そこで、タイトルでは

Gene Editing Can Make Chickens

Resistant to Bird Flu       

「遺伝子編集がニワトリを鳥インフルに耐性を示す状態にする

(可能性がある)」→

「遺伝子編集によって、鳥インフルにかからないニワトリが

誕生する可能性がある」

となっています。

本文中の

genetically modified chickens は

「遺伝子が組み換えられたニワトリ」

「遺伝子が改変されたニワトリ」。

続く

that are partially resistant to bird flu

の部分は、

この「遺伝子が組み換えられたニワトリ」

にかかる文節なので

「部分的に鳥インフルエンザ耐性のある

(遺伝子が組み換えられたニワトリ)」

ということですね。

すなわち、

Researchers have developed genetically

modified chickens that are partially

resistant to bird flu

の部分は

「研究者らが、部分的に鳥インフルエンザ耐性のある

遺伝子が組み換えられたニワトリを作り出した」→

「研究者らが、遺伝子組み換えによって、

鳥インフルエンザに対して部分的に耐性を示す

ニワトリを誕生させた」

となるわけです。

it is possible to V は

「〜することが可能である」

という言い方。

ここでは

it might be possible to ~ で

「〜することが可能かもしれない」

となっています。

すなわち、本文後半部分は

「(研究者らは)3年以内に養鶏場でその病気(=鳥インフル)の

まん延を防ぐことが可能かもしれない、と言う」→

「3年以内には養鶏場における鳥インフルまん延を防ぐ

ことが可能になるかもしれないという」

ということですね。

英エディンバラ大などの研究チームが行った小規模実験によると、

ある遺伝子を組み替えたニワトリが、A型H9N2亜型鳥インフルエンザ

ウイルスに対して、部分的耐性を示しました。

具体的には、ウイルス量が少ない場合は10羽中9羽の感染を

防げましたが、多い場合は5羽しか防げなかったということです。

また、感染を完全に防ぐには、類似の遺伝子を全て改変する

必要があることがわかりました。

遺伝子組み換えについては、消費者に受け入れられるかなどの

課題もありますが、実現すればワクチンよりも有効な手段に

なる可能性が高いということです。

■編集後記

鳥インフレ感染は一羽でも検出されると、大量の家禽が殺傷処分になってしまうので、とても悲惨ですね。 今回の実験では食用卵を産むニワトリで行われたそうですが、食肉用ニワトリの遺伝子組み換えにとなると、消費者の反応は少し厳しいかもしれません…

(裏)高橋幸宏、鮎川誠、坂本龍一、そして谷村新司・・偉大な音楽家が去っていく年です・・

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