New Japanese PM Naoto Kan Holds Telephone Conversation with Obama
Japan’s new Prime Minister Naoto Kan and U.S. President Barack Obama had a telephone conversation early Sunday, reaffirming ties between two nations which have been strained by disagreement over a U.S.military base in Okinawa.
■チェック
!
・telephone conversation 電話会談
・reaffirm 再確認する
・ties between two nations 二国間のきずな
・strained 緊迫した
■対訳
「日本の菅直人新首相、オバマ米大統領と電話会談」
日本の菅直人新首相とバラク・オバマ米大統領が日曜日未明に電話で会談し、沖縄の米国基地をめぐる食い違いで緊迫していた2国間のきずなをあらためて確認した。
■訳出のポイント
telephone conversation は直訳すると 「電話での会話」。
英字新聞では今日のように “公人同士の電話での会話” すなわち 「電話会談」という意味でときどき登場する表現です。
hold (あるいは have) a telephone conversation で 「電話会談を行う」という言い方になっています。
「認める」 「確認する」 という意味の動詞 affirm の前に 「再び~」 という接頭辞 re- がついた reaffirm は 「再確認する」 「あらためて確認する」。
tie は 「つながり」 「きずな」 「関係」 「提携」 という意味の名詞。
複数形 ties という形で用いられるのが通常で、ties between two nations で「2国間のきずな」 「2国間の結びつき」 ということです。
strain は 「引っ張る」 「緊張させる」 という動詞で、その過去分詞が形容詞化した strained は 「ピンと張った」 「緊張した」 の意。
事態や状況、あるいは人間関係などが 「緊迫した」 「はりつめた」というときにもしばしば使われる単語です。
ややくだけたニュアンスで使うと、ちょうど 「ぎくしゃくした」「ピリピリした」 という日本語に当たるいい方になります。
(be) strained by ~ で 「~によってきしみ(緊張)が生じている」「~のために緊迫している」 「~でぎくしゃくしている」 という表現です。
また、disagreement は agreement 「合意」 「賛同」 の反対語なので、意味としては 「不一致」 「(意見の)相違」。
ただし、実際に日本語に訳す場合は 「隔たり」 「食い違い」 「いざこざ」など色々ないい方ができる単語でもあります。
そこで、文後半のカンマ以下は 「沖縄の米軍基地をめぐる食い違いで緊迫していた2国間のきずなをあらためて確認した」 となります。
鳩山政権を受け継ぐことになった菅新首相はオバマ米大統領と約15分に渡る初の電話会談を行ったということ。
大統領は首相就任を祝福した後、「今後も対等なパートナーシップで日米協力関係を強化したい」 と述べたそうです。
■編集後記
英語を読んだり聞いたりするとき、入ってきた情報をその順番で頭の中で訳す習慣をつけないと英語は絶対伸びなません。
日本語の語順に置き換えて訳していては到底ネイティブのナチュラルスピードについていくことはできません。
しかし、入ってきた順番で訳すこと、あるいは話すときは思考することを習慣づけられたら、その瞬間に英語力は突然伸びだします。
菅さんになって内閣支持率が上がっています。
脱小沢路線を評価されているようです。
また鳩山前首相に比べるとズバズバ正直に、自分の意見を言える人のように見えます。
(裏)土曜日は結局、鴨川へ。
館山経由して帰ってきました。
けっこう充実!