毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

台湾の捜査官、高額なジグゾーパズルを解決

Pocket

Taiwan Investigator Solves Expensive Jigsaw Puzzle

A Taiwan forensic scientist helped a man recover 200,000 Taiwan dollars (6,600 US dollars) in two hundred NT$1,000 bills that he accidentally shredded, putting all pieces together in just seven days.

■チェック

・investigator  捜査官
・forensic scientist  科学捜査官
・recover  元の状態に戻す→復元する
・bill  紙幣
・accidentally  誤って

■対訳

「台湾の捜査官、高額なジグゾーパズルを解決」

台湾の科学捜査官が、1000台湾ドル札200枚の計20万台湾ドル(約6600ドル=約55万円)を誤ってシュレッダーにかけてしまった男性のために、わずか7日で断片を継ぎ合わせて、復元した。

■訳出のポイント

solve a jigsaw puzzle で 「ジグゾーパズルを解く」 という言い方。

今日のタイトルでは、シュレッダーにかけた計20万台湾ドルの紙幣をつなぎあわせたことを、solve expensive jigsaw puzzle 「高価なジグゾーパズルを解いた」 と表現しているわけです。

forensic は 「法医学の」 「犯罪科学の」 あるいは 「犯罪の科学捜査の」という形容詞。

forensic science で警察などの 「科学捜査」 の意味になり、したがってforensic scientist は 「科学捜査官」 です。

recover は 「もとの状態に戻す」 という意味の動詞。

ここから、「回復させる」 「再生させる」 といった意味合いで使われます。

今日の場合は、ズタズタに引き裂かれた紙幣を 「もとの状態に戻す」→ 「復元する」 ということです。

accident というと「事故」の意味でもっとも知られていますが、広義に 「不測の出来事」 を意味し、日本語の 「偶然」 「ハプニング」に当たるような語としても使われます。

そこで、副詞形の accidentally も 「偶然に」 「うっかりして」 などの意味となり、しばしば(”意図的に” に相対する意味で)「誤って」というニュアンスになります。

ここでも、accidentally shredded で 「誤ってシュレッダーにかけた」ということです。

NT$ は New Taiwan dollar の略で日本語では 「台湾ドル」。

今日の主文にあたる A Taiwan forensic scientist helped a man recover 200,000 Taiwan dollars (6,600 US dollars) in two hundred NT$1,000 bills that he accidentally shredded を直訳すると・・・「台湾の科学捜査官が、誤ってシュレッダーにかけられた1000台湾ドル札200枚の計20万台湾ドル(約6600ドル=約55万円)を男性が復元するのを助けた」となります。

しかし、当然ながら実際に復元したのは科学捜査官なので、このあたりを踏まえ、また日本語訳としても自然なものにするために、対訳では「台湾の科学捜査官が、1000台湾ドル札200枚の計20万台湾ドル(約6600ドル=約55万円)を、誤ってシュレッダーにかけてしまった男性のために復元した」としています。

put together は「組み立てる」「つなぎ合わせる」という句動詞。

そこで、put the pieces together で「部分・断片などをつなぎ合わせる」という言い方になります。

ここでは、pieces とは、シュレッダーでズタズタになった紙片の断片のことなので、「断片を継ぎ合わせる」 ということです。

台湾でプラスチック工場を経営するこの男性、1000台湾ドル札200枚が入ったバッグを誤ってシュレッダーに投入してしまいました。

台湾の法務部(日本の法務省にあたる)では破損した紙幣の復元サービスを行っており、男性が依頼したところ、30年の経験を持つベテラン科学捜査官が7日間ですべてを復元した、ということです。

台湾法務部にはこういった依頼が年間約250件も寄せられるそうです。

■編集後記

断片は何ピースあったんでしょう。。
ちょっと考えられないニュースですね。
その科学捜査官の情熱にアッパレです。。
が、こんな仕事までしているとは幅広いですね。
日本はこのようなケースの場合、誰がやるのでしょうかね。。
(裏)今晩から寒くなるそうです。
健康管理が最重要です。

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク