Saudi Tycoon to Build World’s Tallest Building
The investment firm headed by Saudi billionaire Prince Alwleed bin Talal revealed on Tuesday a project to build the world’s tallest tower at more than 1000m in the Red Sea city of Jeddah with a 4.6 billion Riyal construction cost.
■チェック
!
・tycoon 大物実業家
・investment firm 投資会社
・headed 率いる
・reveal 明らかにする
・Riyal 《貨幣単位》サウジリヤル
■対訳
「サウジの大物実業家、新世界最高層ビル建設へ」
サウジアラビアの億万長者、アルワリード・ビン・タラール王子率いる投資会社が火曜日、46億サウジリヤル(約950億円)の建築費をかけて、紅海沿岸都市ジッダに高さ1キロメートル超の世界最高層タワーを建設する計画を明らかにした。
■訳出のポイント
tycoon は日本語の 「大君」 が語源の名詞。
もともとは、江戸末期に外国人が徳川将軍に対して用いた呼称で、「大君」「将軍」 の意です。
これが転じて、実業界などの 「大御所」 「大物」 「実力者」 といった意味で用いられるようになっています。
head は、「頭」 という意味の名詞としては誰でも知っている基本単語ですが、今日は動詞として登場しているので注意が必要です。
そしてまずは、名詞 head は身体の一部としての 「頭」 「頭部」 だけでなく、団体・機関の “頭”、つまり 「リーダー」 「代表」 「長」 という意味でもよく使われることを確認しておきましょう。
このベースがあると、動詞 head の 「~の先頭に立つ」 「~を代表する」「~を率いる」 という意味が自然に理解できるはずです。
したがって、本文の文頭 the investment firm headed by ~ の部分は、「~によって率いられる投資会社」 → 「~が率いる投資会社」 となります。
reveal は英字新聞では超頻出重要単語のひとつなので、ここでも復習しておきます。
veal は もともと veil「ベール」 「覆い」 と同じ意味で、その前に re- 「離す」という接頭辞がついた reveal は 「覆いを離す」 → 「覆いを取り外す」 の意。
ここから、これまで知られていなかったことなどを 「明らかにする」 「示す」の意味で広く使われる動詞となっています。
そこで、reveal a project で 「計画を明らかにする」 「計画を発表する」。
アルワリード・ビン・タラール王子は、サウジアラビアのサウード王家の一員で、起業家・投資家として世界に名を馳せています。
そして、アラブ世界随一の資産家でもあり、「アラブのウォーレン・バペット」とも呼ばれています。
今回建設計画が発表された Kingdom Tower 「キングタム・タワー」 は、5年後に完成予定。
現在世界一の高さを誇るアラブ首長国連邦ドバイのブルジュ・ハリファ(828m)を大きく超える超高層タワーになるということです。
■編集後記
福島第一でまた高濃度の放射線量が確認されました。
毎時5シーベルトとか10シーベルトとか。。
10シーベルトというのは1万ミリシーベルトであり、即死?レベルだそうです。
もし万が一のこと(大きな地震とか)で現在原発で行われている作業に支障が生じたら、どうなるのか、と思うと非常に不安になります。
(裏)急遽、長岡へ用事があって帰ります。
花火を見て明日戻ります。