Fujita Wins Golf Nippon Series JT Cup
Hiroyuki Fujita beat Toru Taniguchi in a playoff on Sunday to win his second straight Golf Nippon Series JT Cup. Ryo Ishikawa finished in third place.
■チェック
!
・beat 打ち負かす
・win second straight~ ~(で)2連勝する
■対訳
「日本シリーズJTカップ、藤田が優勝」
藤田寛之が日曜日、谷口徹をプレーオフで制し、日本シリーズJTカップ2連勝を飾った。
石川遼は3位に終わった。
■訳出のポイント
beat はもともと、続けざまに 「打つ」 「たたく」、あるいは「殴る」 「殴打する」 という意味の動詞。
ここから、敵や競争相手などを 「打ち負かす」 「倒す」 という意味でもしばしば使われる語となっています。
英字新聞では、今日のようにスポーツ記事で 「~を倒した」 「~を負かした」という文脈でよく登場します。
straight は 「まっすぐな」 「一直線の」 という形容詞としてよく知られていますが、「間を置かない」 「連続した」 の意味でも用いられるので注意しましょう。
win _ (one’s) straight ~ という形で、_の部分に序数がくると 「~(で)_連勝する」と いう言い方になります。
そこで win his second straight Golf Nippon Series JT Cup は「日本シリーズJTカップで2連勝する」 ということです。
place は 「場所」 という意味でおなじみの超基本名詞ですが、競争などにおける 「順位」 「地位」 といった意味でもしばしば用いられます。
したがって finish in _ place で 「_番目の順位で終わる」 →「_位に終わる」。
今日の第2文では finished in third place なので、「3位に終わった」 となります。
ゴルフ日本ツアーの今季最終戦、藤田寛之選手が2大会連続優勝を決めたニュースです。
最終日を首位でスタートした石川遼選手はスコアを伸ばしきれず、3打差の3位に終わりました。
遼クン、2007年以降で初めて日本国内で優勝なしのシーズンとなってしまいました。
■編集後記
ほとんど谷口が主人公でしたが、最後60センチくらいのパットを外し、これで10アンダーで藤田がトップタイとなりプレーオフへ。
解説の青木功が「今まではこのくらいの距離は全部『お先に』だったのに(優勝を決めるパットは最後にやるのが慣例なんで)、あれが出来なかったのがこういう結果になったのかもしれませんね。」と言ってたのが印象的でした。
その青木功が米国で転戦しているとき、彼はどこへ行っても人気者。
試合会場のドライビングレンジやクラブハウスでもいつも現地のプレーヤーと話していたという。
しかも彼は完全ブロークンイングリッシュ。
もう文法もなにもあったもんじゃないです。でも不思議と通じてしまう。
青木が世界ゴルフ殿堂入りした際にグレッグ・ノーマンと会話していたのを解説者の戸張捷が目撃したときの談によれば、青木は日本語、グレッグは英語で普通に話していたとのこと。
青木はとにかく「よ!!」とか「おう!」とか名前を忘れた選手にも声をかけるという。
選手がサンドイッチを食べてると、「それどこで買ってきたんだ?」とか「そのリンゴ美味いのか」どんどん話しかける。
おそらく青木に綺麗な英語を話そうなんて意識はわずかもなかったと思います。
とにかく<コミュニケーションをしたい>それだけなんだと。
青木功にとっては他の人間とコミュニケーションをとること自体が楽しいに違いない。
僕の周囲を見渡しても、普段日本人ともよくしゃべるやつは英語もかなり上手くしゃべります。
逆にパーティなどで、あまり人としゃべらない人って、英語もイマイチです。
だから、すごく重要なことを書きますね。
英語を勉強している間は、いつもより社交的になったほうがいいです。
いつもよりしゃべる(日本語でも)。いつもより人に声をかける。
飲み会の席でもいつもよりたくさん話す。話す、話す!
考えて見れば、英語力を身につけるというのは社交力を身につけることに他なりませんから。
ただ相手が日本人か、英語を話す人かの違いだけなんです。
となると、いちいち自分がこれから言う言葉を頭の中で日本語から英語に翻訳したり、耳から入る英語を日本語に置き換えたりという作業がどれだけコミュニケーションを阻害するものかお分かりになると思う。
となるとリスニングも頭から英語として意味を理解する学習法が一番良いわけです。
(裏)寒い中ゴルフやって少し風邪気味(汗