Cryptocurrencies Take a Dive as China Widens Crackdown
The prices of Bitcoin and other cryptocurrencies plunged on Wednesday after China took more steps to crack down on virtual moneys.
■チェック
・cryptocurrency 暗号通貨(=仮想通貨)
・take a dive (=plunge) 急落する
・widen crackdown 取り締まりを拡大する
・take more steps さらなる措置をとる
・crack down on virtual moneys 仮想通貨を取り締まる
■対訳
「暗号通貨が急落、中国の取り締まり拡大を受けて」
仮想通貨をめぐる取り締まりで、中国がさらに踏み込んだ措置を取ったことを受け、水曜日、ビットコインなど暗号通貨の価格は急落した。
■訳出のポイント
cryptocurrency は 「暗号通貨」。
日本で定着している 「仮想通貨」
にあたる英語と考えてもよいでしょう。
本文末尾で登場している
virtual money(s) も
「仮想マネー」 = 「仮想通貨」
という言い方です。
dive はもともと
(水中に)「飛び込む」 「ダイブする」
という動詞。
飛行機などを 「~に飛び込ませる」 「急降下させる」
という意味でも使われます。
ここから、名詞としても
「飛び込み」 「ダイブ」
あるいは
「急降下」 「急落」
という意味になるわけです。
そして
take a dive で
価格、財産、名声などが 「急落する」
という言い方になっています。
本文では plunge が使われていますが、こちらも
価格などが「急に下がる」「急落する」
という意味でよく使われる動詞。
あわせて確認しておきましょう。
step はもともと
「歩み」 「一歩」 「一歩の距離」
あるいは
はしご、階段などの 「段」 「踏段」 「ステップ」
を意味する名詞。
ここから、
ある結果を生むべき 「段階」 → 「手段」 「行動」 「措置」
という意味合いでもしばしば使われます。
したがって
take steps は
「手段を講じる」 「措置をとる」、
take more steps だと
「さらなる手段を講じる」 「(さらに)踏み込んだ措置をとる」
という言い方になります。
また、
crack down on ~ は
「~を(厳しく)取り締まる」 「~に断固とした処置をとる」
という言い方。
「~を弾圧する」
に近いニュアンスでも使われる表現です。
そこで、
本文後半の after 以下は
「中国が仮想通貨を取り締まるためにさらに踏み込んだ措置を取ったのを受けて」 →
「仮想通貨をめぐる取り締まりで、中国がさらに踏み込んだ措置を取ったことを受け」
というわけです。
18日、中国政府の関連業界団体が、各金融機関に対し仮想通貨に関する業務を禁止する通知を出したと伝えられました。
中国人民銀行も仮想通貨を決済手段として認めない方針を重ねて表明。
これを受けて19日、ビットコインの価格は一時、4月につけた史上最高値の半額以下となる3万ドル近くまで落ち込みました。
そして、ビットコインについで時価総額の大きいイーサリアムも一時約4割値下がりするなど、仮想通貨が軒並大幅下落となっています。
■編集後記
ビットコインは現在1BTC 450万円と持ち直しています。ただ、よく考えれば前回のバブル、2017年12月の最高値が220万円だったことを考えるとその倍以上。多くの人々に買い支えられていることが分かります。また過去5年のチャートを見ると、これほど値上がりした銘柄は他にないと思います。
(裏)今日はZOOMセミナーと飲み会。楽しみ。東京は週末天気良さそうです。