Death Toll from Iran Protests Reaches 500, Rights Group Says
More than 500 people were killed and over 10,000 people arrested in anti-government protests across Iran, a rights group said on Sunday.
■チェック
・death toll 死者数
・reach ~に達する
・(anti-government) protest (反政府)抗議デモ
・rights group 人権団体
・be arrested 拘束される
■対訳
「イランのデモで死者500人、人権団体が発表」
イラン各地で起きている反政府デモで、これまでに500人以上が死亡し、拘束者は1万を超えたという。日曜日に人権団体が明らかにした。
■訳出のポイント
death toll は
「死者数」「犠牲者数」。
英字新聞では頻出の最重要表現。
しっかり再確認しておきましょう。
death 「死亡」「死者」
の複数形
deaths でも
「死者(数)」
という意味になりますが、
death toll を使うと
時間の経過とともに “積み上がった数”
という重みが伝わります。
そこで、
今回のようなデモ、紛争、弾圧、災害など、
継続する事態における「死者数」「犠牲者数」
を指すのによく使われる報道表現となっています。
protest の原意は
“強い意義を、外に向けて示すこと”。
そこには、口頭・文書・行動によるもの全てが含まれます。
日本語でいうと
口頭や文章による「抗議」「反対表明」
から
言葉や行動を含む「デモ」「集会」「ボイコット」
まで全てが含まれるということです。
今日の場合も
anti-government protest は
「反政府デモ」
とするのが適切ですね。
ちなみに、
日本語の「デモ」の語源である
demonstration は
どちらかというと
視覚的・集団的行動を強調するもので、「抗議デモ」という文脈ではほとんど使われず、
protest
が用いられるというのが実情です。
このあたりの、英語と日本語のズレも把握しておくといいですね。
rights group は
正確には
human-rights group で
「人権団体」。
ここでの right は
「権利」という名詞ですが、
「人権」という場合には
rights と
複数形を用います。
人権は ”ひとつの権利” ではなく
束 (bundle) として捉えられているからです。
つまり、
・生存権
・表現の自由
・身体の安全
・宗教の自由
などなど、
性質の異なる複数の権利を束にして(=まとめて)
「人権」
と考えられているから、ということですね。
英字新聞では、
話題の質や文脈によって明らかな場合、
とりわけ、タイトルや見出し文においては、
rights group と
省略形を用いるのが通例となっています。
イラン全土に広がっている反政府デモ。。。
人権団体のニュースサイト HRANA は1月11日、デモ参加者の死者が500人を超えたと伝えました。
拘束者も1万以上となり、治安部隊員も40人以上死亡しているということです。
イラン指導部は、
「デモの背後に米国およびイスラエルがいる」
と主張し、強硬手段で鎮圧を続ける構えを示しています。
■編集後記
年明けから “武力行使” の嫌なニュースが続いています。それも、多かれ少なかれ全て米国が絡んでいて。。。トランプ政権は今年は世界征服を目指しているのでは?と半分くらい真面目に思ってしまいます。そして、我が日本にはどんなトバッチリが降ってくるのか。。。この米国の挙動を受けての、中国のリアクションも気になるところです。
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(裏)児玉博さんというノンフィクション作家、すごい・・引きずり込まれるような構成、文章・・