Greenland PM: ‘We Choose Denmark over the U.S.’
Greenland’s prime minister Jens-Frederik Nielsen said Tuesday that his people would choose Denmark over the U.S. at a joint news conference with Danish Prime Minister Mette Frederiksen in Copenhagen.
■チェック
・PM (Prime Minister) 首相
・choose A over B BではなくAを選ぶ
・people 国民
・joint news conference 共同記者会見
・Copenhagen 【デンマーク】コペンハーゲン
■対訳
「グリーンランド首相:『米ではなくデンマーク選ぶ』」
グリーンランドのイェンス=フレデリク・ニールセン首相は火曜日、コペンハーゲンで行われたデンマークのメッテ・フレデリクセン首相との共同記者会見で、自国民は米国ではなくデンマークを選ぶだろうと述べた。
■訳出のポイント
choose は
「~を選ぶ」「~を選択する」
の意で知られる動詞ですね。
choose A over B で
「B より A を選ぶ」「B ではなく A を選ぶ」
という言い方です。
単純な選択というよりは、
【価値・帰属・優先順位】
をはっきり示す言い回しとなっています。
今日のタイトルでは、
choose Denmark over the U.S
「米国ではなくデンマークを選ぶ」と、
“帰属先はデンマークである”
“選択の優先順位は米国よりデンマークにある”
という意思を表現しています。
people は
「人」「人々」「民族」
を意味する名詞なので、
ここでの
his people は
「グリーンランド首相の人々」→「グリーンランドの人々」→
「グリーンランド国民」
を指しています。
英語では、国家(あるいは共同体)の長が
「国民」
のことを、
my people
our people
と表現するのはごく自然で一般的です。
これは、長がその国を “支配” しているというよりは、”代表” しているという感覚から来ています。
本文の
his people would choose Denmark over the U.S.
の部分は
「彼(=グリーンランド首相)の人々は米国ではなくデンマークを選ぶだろう」→
「グリーンランド国民は米国ではなくデンマークを選ぶだろう」
ということですね。
ここでの助動詞 would は
【推量】【予測】の意。
もしも
will choose
とすると
未来の【意思】を示しますが、
would を使うと、
・未来の事実を断定しているわけではないが
・かといって仮空事でもない
その間の
「そういう選択をすると考えられる」
「(現在は)そういう傾向にある」
という意味合いを表すわけです。
would には if 節をともなう【仮定法】
「もし~ならば…だろう」
という用法がありますが、
ここでは、
・if が省略された
・暗黙の前提付きの推量
とも理解できます。
すなわち、
(仮に選択を迫られる状況になれば)
「国民は米国ではなくデンマークを選ぶだろう」
というニュアンスですね。
実際、本記事のもととなっているニールセン首相の発言(通訳による英語版)を確認すると、
“If we have to choose between the USA and Denmark here and now, we choose Denmark. We choose NATO, the Kingdom of Denmark and the EU,”
「今ここで米国かデンマークを選ばなければならないとしたら、我々はデンマークを選びます。NATO、デンマーク王国、EU を選びます。」
となっています。
グリーンランドが米安全保障にとって重要で、ロシアや中国による将来的な占領を防ぐため、米国による領有が必要として、領有への意欲を強く打ち出すトランプ米大統領。。。
しかし、デンマーク自治領グリーンランドのニールセン首相は、同国は「売り物ではない」とあらためて強調。
米国領になるよりはデンマークの一部である続けたい、という国民の認識を示した形です。
トランプ氏は領有実現のための武力行使も示唆するなど、異例の圧力を高める中、14日には、グリーンランドおよびデンマークの外相が、米国のバンス副大統領、ルビオ国務長官とホワイトハウスで会談を行う予定。
・・・交渉は難航しそうですね。
■編集後記
米国内での州政府を無視した州兵派遣から始まって、ベネズエラでの武力行使。。。トランプ氏は越えてはいけない一線をすでに越えてしまったように感じます。数年前なら米国が武力でグリーンランドをぶんどるなど、誰もが一笑に付すようなシナリオと思われましたが、今では現実味を帯びてしまいました。私たちは19世紀のような帝国主義世界に連れ戻されてしまうのか。。。恐怖を感じます。
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