John McAfee, Founder of McAfee Found Dead in Prison
John McAfee, the founder of Internet security giant McAfee, has been found dead in a Barcelona prison cell hours after a Spanish court agreed to extradite him to the US for tax evasion charges.
■チェック
・founder 創業者
・(be) found dead 遺体で見つかる
・prison (cell) 刑務所(の独房)
・Internet security giant インターネットセキュリティ大手
・court 裁判所
・extradite(人)to (人=容疑者)の身柄を~へ引き渡す
・tax evasion charge(s) 脱税容疑
■対訳
「マカフィー創業者のジョン・マカフィーが獄中死」
インターネットセキュリティ大手 McAfee の創業者、ジョン・マカフィー氏がバルセロナの刑務所の独房で死亡しているのが発見された。その数時間前には、スペインの裁判所が脱税容疑による同氏の米国への身柄引渡しに同意していた。
■訳出のポイント
(be) found dead は
「死んでいるのが見つかる」 「遺体で発見される」
という言い方。
タイトルの
found dead in prison は
「刑務所で死んでいるのが見つかる」 → 「獄中死で見つかる」
ということですね。
extradite は
逃亡犯罪人・容疑者を(管轄国、管轄州へ) 「引き渡す」
という動詞。
extradite(人) to ~ で
「(人)を~へ引き渡す」
「(人)に身柄を~へ引き渡す」
という言い方になっています。
動詞 evade は
巧みに 「~を逃れる」 「~を避ける」 の意。
ネガティブな意味合いで、
義務などを 「回避する」
法の目を 「くぐる」
という場合にも使われる単語です。
そこで、
evade taxeだと
「違法な手段で税金を避ける」 →「脱税する」
という表現になります。
ちなみに、
avoid tax も
「税金を避ける」 ですが、
こちらは、合法的な方法で 「節税する」
という意味に使われます。
今日の記事では
evade の名詞形 evasion を用いた
tax evasion
「脱税」
という形で登場しているわけですね。
これらを踏まえて、
本文後を訳すと、
「スペインの裁判所が彼(=マカフィー氏)を脱税容疑で米国へ引き渡すことに同意した数時間後に、インターネットセキュリティ大手 McAfee の創業者、ジョン・マカフィー氏がバルセロナの刑務所の独房で死亡しているのが発見された」
となります。
対訳では、わかりやすい日本語するために、後半の hous after… 以下を独立させて
「インターネットセキュリティ大手 McAfee の創業者、ジョン・マカフィー氏がバルセロナの刑務所の独房で死亡しているのが発見された。その数時間前には、スペインの裁判所が脱税容疑による同氏の米国への身柄引渡しに同意していた」
としています。
anti-virus software で有名な McAfee の創業者がスペインで獄死したというニュースです。
マカフィー氏は昨年5月に米国で脱税罪での訴追を受け、その5ヶ月後にスペインのバルセロナ空港で逮捕され、勾留されていました。
23日にスペインの裁判所が米国への同氏の身柄引渡しを認める決定を下し、その数時間後にマカフィー氏が独房で死亡しているのが発見されました。
スペイン当局は自殺の可能性が高いとしています。
マカフィー氏は2014年から18年にかけて1000万ユーロ(約13億円)以上の所得を意図的に申告しなかったとして、米テネシー州の連邦裁判所で係争中の容疑が確定した場合、最長30年の懲役が科される可能性だったということです。
■編集後記
ジョン・マカフィーは世界初となったアンチウイルスソフトで大成功しましたが、会社を売却してからは波乱万丈というかハチャメチャの人生を送っていたみたいですね。それにしても異国の刑務所で亡くなるとは・・・優秀・有能な人が必ずしも幸福な生活を送れるとは限らない・・・これも世の常でしょうか。
今日の動画
https://youtu.be/HJZqaeR4abU
昨日の動画(立花隆さん死去)
https://youtu.be/bLfgLJ2EtuM
(裏)世田谷区では大雨、中央区では曇り(晴れ)とか、その逆とか狭いエリアで天気は目まぐるしく変わりますね。。。