Japanese ‘Intellectual Giant’ Takashi Tachibana Dies at 80
Japanese critic and journalist Takashi Tachibana, who was often referred to as an intellectual giant, has died of acute coronary syndrome. He was 80.
■チェック
・intellectual giant 知の巨人
・critic 評論家、批評家
・journalist ジャーナリスト
・be referred to as ～と呼ばれる
・die of ～が原因で死亡する
・acute coronary syndrome 急性冠症候群
■対訳
「日本の『知の巨人』立花隆さんが死去、８０歳」
日本の評論家・ジャーナリストで、しばしば『知の巨人』と呼ばれた立花隆さんが、急性冠症候群のため亡くなった。８０歳だった。
■訳出のポイント
giant は
もともと、物語に登場する 「巨人」 「巨漢」 「大男」。
ここから、
「大企業」 「大国」 「大組織」
などを指して使われる単語となっています。
また、
「才能、知力などを備えた人」
とくに、音楽・文学などの 「巨匠」 「偉人」
という意味にもなっています。
intellectual は
「知性の」「知力の」
という形容詞なので、
(an) intellectual giant で
「知の巨匠」 「知の巨人」
という表現になるわけです。
refer は
「言及する」 「触れる」 「引用する」
あるいは
「～と言う」 「～と呼ぶ」
という動詞。
refer to A as B で
「A を B と呼ぶ」
という言い方になります。
今日の場合は、
受動態の be referred to as ～ で
「～と呼ばれる」
ということです。
つまり、[,] にはさまれた
who was often referred to as an intellectual giant
の部分は
「しばしば『知の巨人』と呼ばれた（立花隆さん）」
というわけですね。
die of ～
「～が原因で死ぬ」 「～のために死亡（死去）する」。
英字新聞では訃報で頻出表現なので、しっかり押さえておきましょう。
ここでは
has died of acute coronary syndrome で
「急性冠症候群が原因で死去した」 →
「急性冠症候群のため亡くなった」
となっています。
ジャーナリストで評論家の立花隆の訃報。。。
１９７４年に発表した 「田中角栄研究 その金脈と人脈」 では、故田中角栄首相の金権政治の実態を明らかにし、その後の首相退陣、ロッキード事件摘発のきっかけとなりました。
政治をテーマとした執筆活動にとどまらず、脳や宇宙など多彩なジャンルを追究した 『知の巨人』。
並外れた読書家としても知られ、その蔵書は約１０万冊だとも・・・
ご冥福をお祈りいたします。
■編集後記
今の若い人たちは、立花隆さんも田中角栄もロッキード事件もきっと知らないんでしょうね。。政治研究から脳の研究へと幅広い活動をしていた立花氏は、もはやジャーナリストという枠を越えて独特なオーラを放っていました。東京都文京区にあるオフィス兼書庫、「猫ビル」は、特異な外観からよくテレビでも取り上げられていました。
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今日の動画
https://youtu.be/bLfgLJ2EtuM
昨日の動画（フィリピン、ワクチン接種か投獄か）
https://youtu.be/6J8m8pB5cqk
（裏）朝のウォーキングが最近はジョギングと化しています。同じルートでも帰宅が25分くらい早く、良き。