Japan Stocks Surge as PM Suga Plans to Quit
Japanese stocks surged Friday, with TOPIX hitting a 30-year high, after Prime Minister Yoshihide Suga’s decision to resign triggered hope for his successor.
■チェック
・surge 急騰する
・PM(=Prime Minister) 【日本】総理大臣、首相
・quit (=resign) 辞任する
・TOPIX 東証株価指数
・hit a _-year high _年ぶりの高値になる
・decision 決断、決意
・trigger hope for ~への期待感を引き起こす
・successor 後任者
■対訳
「日本株が急騰、菅首相の辞意受け」
金曜日の日本株は、菅義偉首相が辞任を決断したことで後任者への期待感が生まれ、急騰し、東証株価指数は30年ぶりの高値をつけた。
■訳出のポイント
「辞任する」 にあたる英語としては
動詞 resign
が最も一般的ですね。
しかし、
やや略式(口語的)な表現として
動詞 quit
そして、
step down
という句動詞も、同じ意味の表現として頻出。
あわせて確認しておきましょう。
TOPIX は
Tokyo Stock Price Index
の略で
「東証株価指数」。
“東証” は “東京証券取引所” の略称ですね。
この東京証券取引所で1968年1月4日に記録された
「時価総額8兆6020億5695万1154円」
を基準指数100として、それ以降の時価総額
を指数化したものが TOPIX 。
この TOPIX とともに、日本の証券市場の動きを示す重要な経済指標である
「日経平均株価」Nikkei Average
の方が、むしろよく知られているかもしれません。
両者の違いは、簡単に言うと
「TOPIX は東証1部の全銘柄の時価総額を基にした指数で、日経平均は東証1部の中の225銘柄の株価を平均化した指標」
ということです。
今日の記事は、
前者の TOPIX が
hit a 30-year high
「30年ぶりの高値となった」
という話題。
trigger はもともと
銃などの 「引き金」 「トリガー」
を意味する名詞です。
ここから、
「引き金を引く」 → 「~を引き起こす」 「~を誘発する」
という動詞としてもよく使われる単語となっています。
ここでは、
trigger hope for ~ で
「~への希望を引き起こす」「~への期待感を生む」
という言い方になっています。
successor は
仕事、地位などの 「後継者」 「後任者」。
したがって、本文後半の after 以下は
「菅義偉首相の辞任するという決意が彼の後任者への期待感を生んだ後に」 →
「菅義偉首相が辞任を決断したことで、後任者への期待感が生まれて」
というわけです。
菅首相が
次回の自民党総裁選に立候補しない = 首相を辞任する
ことを表明。
これを受けて、市場では
「新しい総理になると、大きな経済対策が出る」
との期待感が株価を押し上げました。
その結果、日経平均はおよそ2ヶ月半ぶりの高値、そして、TOPIX はなんと30年ぶりの高値をつけた、というニュースでした。
■編集後記
菅さんですが本当にお疲れさまでした、みるみるうちに顔からハリがなくなり、疲労がにじみ出てましたね。まあ最初から総理「向き」はなく、きっと補佐役にまわれば光る人だったのかもですね。出馬予定の候補者をみても、なんだか、大丈夫かよ、みたいな・・・自民党内の力学ですべてが決まりますので、ただ見守るしかありませんが・・
今日の動画
https://youtu.be/y6u6dgrZBig
金曜日の動画(日本のトップ官僚、禁固5年、池袋事故)
https://youtu.be/MNxbi0GPXls
(裏)なんかすごく寒く、薄着だと風邪引きやすくなるので要注意ですね。