Japan Faces Power Shortage after Quake
Neon signs were turned off, heat and lights turned down in Tokyo and the surrounding 8 prefectures on Tuesday after the Japanese government issued an urgent call to save electricity to avoid blackouts as an earthquake last week caused a serious power shortage.
■チェック
・face power shortage 電力不足に直面する
・turn down heat (lights) 暖房を(灯り)を弱くする
・turn off neon signs ネオンサインを消す
・surrounding 周囲の、近隣の
・issue an urgent call 緊急の要請を行う
・save electricity 節電する
・avoid blackouts 停電を回避する
■対訳
「地震後の日本、電力不足に直面」
先週の地震が深刻な電力不足を引き起こしたため、日本政府は停電を回避するべく緊急の節電要請を行った。これを受け、火曜日の東京および近隣8県ではネオンサインが消され、暖房が弱められ、明かりは暗くされた。
■訳出のポイント
power はしばしば
electric power 「電力」
の意味で使われます。
そして、
shortage は
必要なものの 「不足」 「欠乏 」の意味なので、
power shortage で
「電力不足」 ということですね。
turn off は
水・ガスなどを 「止める」
明かり、テレビ、ラジをなどを 「消す」
という成句。
そして、turn down は
ガス、明かりなどを 「弱くする」
ラジオやテレビの音などを 「小さくする」 「低くする」
という意味に使います。
今日の本文の頭では、受動態で
Neon signs were turned off, heat and lights (were) turned down
すなわち、
「ネオンサインが消され、暖房や明かりが弱くされた」
ということですね。
ちなみに、
heat は
「熱」 「熱源」 「温度」 「熱さ」
などの意味でおなじみの名詞ですが、
とくに
the heat で
部屋などの 「暖房」 の意味になるので注意しましょう。
例えば
turn on the heat だと
「暖房(器具のスイッチ)を入れる」「暖房をつける」
という言い方になるわけです。
blackout はもともと
「消灯」 「灯火管制」 を意味する名詞。
ここから
「停電」
という意味でよく使われる単語となっています。
avoid blackouts で
「停電を避ける」 「停電を回避する」
ということです。
save の本義は
「人や物を危険・損失などから救う、守る」。
ここから、
人・物を危険・害・困難などか 「救う」 「救助(救出)する」
という動詞として頻出ですね。
同時に、
労力、時間、金などを 「省く」 「節約する」
という意味でもよく使われます。
今日の場合は
save electricity で
「電気を節約する」 → 「節電する」
という言い方になっていますね。
福島県沖で発生した地震の影響で、福島県広野町の広野火力発電所6号機など複数の発電所が停止している中、気温の低下で暖房需要の増加が見込まれた22日、関東や東北などに 「電力需給ひっ迫警報」 が発令されました。
各地で厳しい冷え込みとなりましたが、市民や企業による節電努力のおかげで、大規模な停電は回避することができました。
政府は23日午前11時に警報を解除しましたが、東電管内の電力供給力に余裕がある状況ではないとして、引き続き日常生活に支障のない範囲での節電協力を呼びかけています。
■編集後記
空気や水と同じく常にあるものだと思っている電気は実は簡単に失われるものだと貴重な体験をしました。いつ何時、電気が止まっても大丈夫なように家庭内で非常時の訓練をするのも良いなと思った次第です。
今日の動画
https://youtu.be/BO932AKwL4g
(裏)朝ウォーキングで通過した上野公園のソメイヨシノはまだ1分咲きくらいでした。